米村明芳

Last-modified: Sat, 15 Sep 2018 11:20:52 JST (5d)

米村明芳(よねむらあきよし)は、駿台予備学校数学科講師。通期での現役生の担当はなく、高卒生のみを担当。京都校大阪校大阪南校上本町校神戸校に出講する。

経歴 Edit

  • 大阪市出身。
  • 1957年生まれ。2018年度現在御年61歳である。(著書より)
  • 灘高校→現役で京大理学部→首席卒→数理研博士課程修了→何故か駿台へ
    • 駿台と河合塾に履歴書を送って、偶々駿台の方が早く採用通知を送って来たかららしい(井辺卓也先生談)。

授業 Edit

  • どの分野を担当しても非常に評価が高い。
    • 特に解析分野・代数分野の評価は他の講師の追随を許さない。特に解析畑出身なこともあり、数III分野の評判は相当なもの。
      • 後述するように数学が得意な生徒対象ではあるが、師が担当する『数学特講(III)』や『数学特講(理系・完成編)』は特に好評である。
      • また基幹教材では『数学XS』§3の担当がほとんどだが、こちらの授業の評判も非常によい(ここで扱われる包含関係や論理の話は数学全体に活きるものだった)。
  • 一方で、制約の厳しい映像授業や特定の単元ピンポイントの授業では真価が発揮されにくいと言われる。
    • 通期授業では(単元に縛られている)§の拘束が入ることで真の実力を発揮できない講師である。前期より後期の方が評判は高くなる。
  • 授業のレベルはとても高い。
    • 授業を受けてみれば、誰にでも師の頭の良さが感じ取れるだろう。
    • 上級者~超上級者向けなので、数学が苦手な人が師の講習を取ることはオススメしない。
    • 通期授業では、基礎からしっかり時間をかけて進むので苦手でも心配は不要。
  • 実用的な解説も数多く示してくれる。
  • 色物要素が無い分、燻し銀の良さがある。
  • 雨が降っても、槍が降っても、淡々と授業をする。
  • 前期の授業はまず最初にその分野の要項を書いてから授業を進める。
    • これは、(教科書とはまた違った角度で)数学の根本から抑える(大学レベルにまで踏み込むことも多々ある)ものであり非常に有用である。
  • 後期の授業や大学別研究系の授業、講習会などではまず解答の方針やポイントを言う。
    • この際、非常に大局的な観点から本質を突く考察を行う。この過程も基礎・定義に立ち返ってみれば非常に自然なもので、発展性も高い。
      • 道具の習得やロジックの把握の段階で苦戦している初級者~中級者は「板書は写したが意味が分からない」状態になり、師の授業のクオリティーを殆ど理解できないようである。
      • しかし、上級者~超上級者は自分の視野が広がるのを実感でき、師の繰り出す解答のスマートさに唸るであろう。
    • 師の『東大理系数学研究』の授業は京大志望者を中心にもぐりが発生する事がある。とても東大志望のみとは思えない人数になるクラスも。
      • そのため、大阪校ではSS/MSからSCまで全クラス合同での授業となっている。
  • 問題解説の前後に解答の発想の根本やその本質を口頭で説明する事が多い。
    • この内容がノートに書かれているか否かで(問題の難度が上がるにつれて)後から見返した時の理解しやすさが格段に変わる。
    • 実際、この部分の理解ができなければ師の授業の良さは半減すると言っても過言ではない。
    • 適宜メモするべき。
    • 特に重要なことは何度も繰り返して言うことがある。ここに本質が隠されているので口頭で済まされてもメモをすることを勧める。
  • ノートの各ページのやや右側を点線で区切り、左に板書、右に口頭説明などの補足を書いていくのがオススメ。
    • 師が監修している『数学ZX』の前期テキストの要項のレイアウトである。
  • 尚、解き方が複数ある時は別解も書く。
  • 補足説明があったり、問題で問うていることにチェビシェフの多項式などの有名な式や、意外なポイント、ネタ元となる数学的発想がある時は、問題を解き終わった後「《注》」でポイントをまとめ深めていく。
    • 講習では双曲線関数(ハイパボリック)なども扱っていた。
    • 590/223が答えになる問題で(ルート7の有理数近似の問題であったこともあり)小数に直して計算したところ、222桁目で循環が始まったとフェルマーの小定理(名称は出していない)の内容を喜びながら説明していた。
  • 時々補足問題を板書して翌週に解説することもある(当然難易度は高い)。
    • 授業で扱いきれなかった補足問題については最終授業時に略解プリントも配る。
  • 上記したように1問1問徹底的に解説するため授業スピードは遅い。なので終講間際はペースが急に駆け足になる。XS§3では指数・対数関数のところはプリント配布で終わってしまう(ただし、解説のクオリティーは落ちていない)。その昔はもっと遅かったそう。
    • 今どき、常用対数の値はコンピュータで簡単に計算できることから、さして重要性は高くない問題だ、とも仰っていた。
  • 講習では、平常授業とは比べものにならないほど多くの重い問題を扱うことが分かっているからか最初からかなりペースが速い(三森司先生レベル)。
    • 口頭でさりげなく非常に重要なこと(本質的な考え方)を仰ることも多く、それらまでメモするならば忙しさは三森先生以上かもしれない。平常授業で問題なく付いて行けている人も板書速度については覚悟して受けるべき。
  • 授業ペースが上がってもクオリティーは全く下がらず、時間きっちりで全問題の解説を終えるのは流石の一言に尽きる。
  • 京大突破レクチャー』は(2018年度は)大阪校上本町校で担当している。
  • 頭の回転も関西駿台一ではないかと思うほど速くかなり早口である。
  • 映像授業ではカメラの外で作図をしてしまうなどお茶目な一面も。
  • 板書ミスをしても、多くの場合は黒板上でミスに気付き、その場で計算し直して訂正をする。凄い。
    • たまに気づかないときもあり、焦る様子の師がみられることもある。かわいい。
  • (特に「《注》」で)板書内容の意味が分からなくなることがあるので、自分で読んで理解できないな、と思ったらどういった内容を書いたのか質問しに行くこと。
  • 図は黒板の中央に書く。
  • 字は癖字で読みづらい(特にアルファベット)ので注意。
  • チョークの持ち方がおかしく、字が太い。
  • 問題を事前に解き、その解答を完全に覚えて授業をするので師のテキストは真っ白である。
    • 数学特講(III)』ですら机の上に紙切れのようなメモが置いてあるだけ。流石である。授業用問題を事前にスマホで撮影し、それを見ながら問題を読み上げることがある。
    • 最近は、問題の写真を撮ったであろうスマホを見ながら授業している。
  • 何故だか片足ケンケンでふらふら揺れながら、半笑いで授業をする。ヘッドマイクが近い。たいてい最初はボゴボゴ言っており、途中で1度はマイクの位置を調整なさる。
  • 腰が低く、受験生がうっかりやりそうなミス対策を「老婆心ながら・・・」と言って警告してくださる。
  • ごく稀に雑談に入ることもあり、これがとてつもなく面白い。
    • 例:「全人類がハゲである」と言えることを数学的帰納法で証明する(ハゲ頭のパラドックス)
  • 自身のホームページにTeX(テフ)で京大の数学の過去問の研究を掲載していた・・・が解答がないので微妙に不便。
    • WEBサービスの改変がありダウンロードできなくなっているため、米村先生の「京大入試問題数学ARCHIVES」を参照。

担当授業 Edit

通期 Edit

月曜日上本町校
火曜日京都校
水曜日大阪南校
木曜日神戸校
金曜日大阪校
土曜日神戸校(プレミアム)

春期講習 Edit

夏期講習 Edit

《2018 担当講座》

冬期講習 Edit

直前講習 Edit

直前Ⅰ期 Edit

直前Ⅱ期 Edit

日程1限2限3限
1月31日京大プレ理系数学(大阪南校)京大プレ理系数学(大阪南校)
2月1日
2日
6日京大プレ理系数学(神戸校)
7日
8日
10日京大プレ理系数学(大阪校)阪大プレ理系数学(大阪校)
11日
12日
13日阪大プレ理系数学(大阪校)
14日
15日
16日京大プレ文系数学(神戸校)
17日
18日

人物 Edit

  • よねむー。
  • 駿台関西数学科四天王の筆頭にして関西数学科主任。GODである。
  • 最後の門番の一人。未だ牙城が崩れたことはない。
    • 解答速報で教師間で答えが割れた時は、最後は師に任せられる。
  • 研究者崩れなだけあって実力は相当に高い。
    • かつては微分方程式の研究をされていた模様。現在も趣味で数学を研究されているそうだ。
    • 京大の数学は60分で完答、更に全問別解付きだったらしい。
    • というか駿台が手放さなかっただけだとか。
  • 数学科の若手・ベテラン問わずどの講師からも尊敬されており、他教科の講師にも師を尊敬する者は多い。
    • 批判魔表三郎先生にも「米村君は賢いよ」と言わしめた。
      • 某師曰く、英語は勿論、ドイツ語・フランス語・ラテン語などへの造詣もあるらしい。実際、ある年度の月刊『大学への数学』にフランスのバカロレア入試についての記事を寄稿なさった際には、「日本の数学記号の扱いを尊重した上で、原題の雰囲気を損ねないような翻訳を心掛けました」という旨の記述があった。
    • 竹岡広信先生に「今までの入試問題で難しかった問題はありますか?」と訊かれたところ、「無いね。」と即答したらしい。
    • 塾の垣根を越えて尊敬する人も多い。某河合塾のある講師が「駿台には米村先生という先生がいてらして、(内容中略、絶賛なさっていた)まぁ本当に凄いお方なんですよね…」と述べていた。
  • 駿台全国模試の作成も担当しておられる。
  • 基幹教材『数学ZX』や夏期『数学特講(III)』、冬期『数学特講(理系・完成編)』などの多くテキストの作成も手掛ける。師の作ったテキストは質・評価共に実に高い。勿論レベルも高い。
    • また、教材も全てTeXで編集が行われていて、非常に読みやすい(やはりグラフや絵が綺麗)。
    • 数学ZX』は何故か師の担当が無いが、テキスト内容の質問には対応してくださる。
    • 昔は、§2を担当していたらしい。
  • 昔は、お茶の水校福岡校にも出講しておられた。
  • 東京出版の『月刊・大学への数学』の記事作成に携わっておられる。
    • 現在では入試問題特集で、阪大や九大の解答・解説を書いたり年に1度程度寄稿を行うのみだが、かつては年間で『講義』のページを担当していたり、オリジナルのコーナーを持っていたりした。
  • 過去に京大の問題を6題中4題を的中させたという伝説がある。
  • 師の使う指示棒はなぜか柄まで真っ黒である。
  • 質問対応は非常に良い。全く偉ぶる事が無く、余程馬鹿げた質問で無ければこちらが理解するまで対応して下さる。
    • 予習や過去問についても「答案に論理的不備はないか?」という疑問や詰まった所を持っていけば、相当厳密に見て頂ける。(問題を見て答案を見てものの数分でここがダメという所まで。本当に凄い。)
    • 入試レベルを超えた高度な質問(例えば標本空間や特殊解、ベクトル空間など)や所謂数学クイズのようなものに対しても丁寧に答えてくれ、かなりの難問でもすんなりと解いてしまう。師の凄さを直接見る事が出来る。
    • (内容にもよるが)数学とあまり関係の無い内容にも応じて下さる。
      • 師への質問の常連になると、質問終わりに進路等様々な相談に乗って下さることも。
    • 師が帰ろうとして講師室から出た瞬間に、とある男子生徒に「恋愛の方程式が解けません。」と言われ、「一般解はない!」と捨て台詞を残して去ったという伝説があるらしい。
  • 講師室では、1番奥の席に座る杉山義明先生とは対照的に師は入り口からすぐ手前にいらっしゃる事が多い。他の講師と談笑している事もある。
  • 自身のサインを持っておられるが、サインや激励コメントは何故か必ずオレンジの蛍光ペンで書く。
  • 愛車はベンツで昼間にスーツで乗車するのでヤーサンにしか見えないらしい。
    • 因みにナンバーは2718で自然対数e=2.718・・・を考えると偶然の一致とは思えないとのこと。(池谷哲先生談)
  • すっごくオシャレ。かっこいい。そもそも細くてスタイルが良い。スーツがあそこまでカッコよく着こなせる人は居るのだろうか?
    • 良い意味で数学を研究していた人にはとても見えない。
    • かつては「灘の貴公子」と呼ばれていたとか(古文科菅野三恵先生談)。
      • 竹岡広信先生も師を「貴公子」と評していた。
  • 駿台通期高卒生募集のパンフレットの数学の欄に若い頃の師の写真が載っている。
    • 昔はパンク&ロックに傾倒して、髪の毛を青く染めちゃうお茶目な厨二病だった。
    • ホストに誘われたことがある。
    • 最近では、ちょい悪おやじを目指していたが、善良な枯れオヤジになってしまったとのこと(そんな自分に嫌気が差しているらしい)。
  • フランスがお好きで、エヴァやまどマギにも造詣が深いとか。
    • Googleで米村師の名前を検索すると、ヨーロッパ旅行中の師の写真が出てくる。
  • ハゲという言葉で非常に興奮する。先述の「ハゲ頭のパラドックス」を筆頭に、ハゲに関する小ネタが複数ある。
  • 一人称は「僕」だが滅多に聞けない。聞けるのは個人的に質問に行く時程度である。
  • 何故かごく偶に口が悪くなることがある。誤った解法に対することが多いが、決して悪意があるわけではないだろう…。
  • 「ベイソン先生」と呼んでも反応する。が呼べる人などいない・・・。
  • 愛猫家なのか、大阪校に住み着いていた猫(今はどこかに行ってしまった…)と戯れられる様子も目撃されていた。かわいい。
  • 池谷哲先生曰く、師のお兄さんはラ・サール学園高校→大阪大学らしい。
  • 高校生時代、数学は予習の段階で全部解けたので復習はしなかったらしい。

《注》語録 Edit

  • 「これは何かっつーと・・・」
  • 「これ当たり前ですね」
  • 「定ギ」
  • 「《注》」
  • 「という訳で・・・」
  • 「これ楽ですね」
  • 「確かに・・・」
  • 「ちょっと・・・」
  • 「つ・ぎ」
  • 「さん・びゃく・じゅう・ろく・ばん」
  • 「い・じょ(以上)」
  • 「おうぎけい(扇形)」
  • 「ちょっと絵描いてみましょう・・・」
  • 「まずは実験してみましょ」
  • 「そこでっ」
  • 「この間違いは、非常に罪が重い・・・」
  • 「こんなんやったらあきませんよ」
  • 「マジか?って感じしますね」(煩雑なグラフを描く時)
  • 「こんな変な問題出すの東大しかないですよね」(東大特有の意外な所に解法のポイントがある問題を解いた時)
  • 「何でここでsinじゃなくてcos使うんですかね・・・ここでsinが思い付かない人は・・・どっか頭がトンでるんでしょうね。」(模試の解説授業にて)
  • 「対称性を使わない手はない」
  • 「和の共役は共役の和」(←共役複素数について)
  • 「積分の和、和の積分」
  • 「和の絶対値、絶対値の和」
  • 「積の絶対値、絶対値の積」
  • 「よねむら あきよし」(←配布プリントの最後)
    • 杉山義明先生も配布プリントの最後は「すぎやま よしあき」である。
    • 三森司先生の『数学特講(III)』などで配布される冊子やサインにも「みつもり つかさ」と書かれている。関連性があるのだろうか・・・?
  • 「式は・・・概念を超えるんですね」

著作 Edit