京都大学

Last-modified: Thu, 26 Mar 2020 13:31:45 JST (2d)
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  • 京都にある日本の国立大学。

概要 Edit

  • 言うまでもなく西日本で一番レベルの高い大学、「京大」。
  • 関西に限らず日本全国から志願者が集まる。
  • 非常に歴史ある大学であり、旧帝大の中でも東京大学の次に古い。

特徴 Edit

  • 官僚養成学校である東京大学に対して、京都大学は極めて自由で学究的な学風を誇る。
  • 他大学と比べても自由度は群を抜いている。
    • その自由度ゆえか、学生の自○率もNo.1だったらしい。
    • 2, 3年前からやや自由度が下がりつつある。大学当局と学生の対立も激しくなってきており、タテカン撤去騒動・入試オルガ像騒動・吉田寮退去問題などが好例。
      • 2020年度からはCAP制が本格導入され、一部の学部で全学共通科目・専門科目合わせて履修上限数が1学期あたり30単位までとなり、勉強面での自由度も減ってしまった。
      • 駿台講師が語る京大像と実態との乖離が進みつつある。
      • 「京大が東大の下位互換化してきている」という声もある。入試問題の面でも大学改革の面でも、言い得て妙な表現である。
      • 背景には文部科学省の「指導」が入ったことが大きいと噂され、ゆくゆくは京大を第二東京大学にする構想があるとも言われている。まさに京大から"文部と科学を省"こうとしているのである。
      • 本当に「第二官僚ロボット工場」にならないことを祈るばかりである。
  • 学部・学科に関わらず科学の基礎研究に非常に力を入れている大学であり、現在で7人ものノーベル賞受賞者を出している。
    • 数学のノーベル賞とされるフィールズ賞受賞者も国内最多である。
  • 関西以外での世間的な知名度は意外に低い。
    • バラエティ番組『学校へ行こう!MAX』(2005年4〜5月放送分)で、「6」のメンバーの一人(三宅担当か岡田担当の人)が東大志望ではなく京大医志望だったところ、「何で東大じゃないの!?」とV6に驚かれていた(笑)。
      • ちなみに、6のライバルだった「筑駒6」のメンバーの一人は東大理IIIに進学している。

学部 Edit

教養部(廃止) Edit

  • 総合人間学部の前身。
  • 教養部の前身は、旧制の第三高等中学校および第三高等学校
    • 第三高等中学校〜第三高等学校医学部であった岡山大学医学部は兄弟校に当たる。

総合人間学部 Edit

  • 教養部の後身。
  • 当初の構想・方針は「教養学部」設置だった。
  • ヒャダインの出身学部として有名。
  • 何をするのかよくわからない学部だが、文系・理系どちらからでも受験でき、「医学研究科医学専攻」以外のどの大学院にでも進学できるため人気がある。

文学部 Edit

  • 近年は、学科が6専攻に再編され、かえってわかりにくくなった。
  • 哲学科(現・思想文化学専攻)は西田幾多郎を創始者とする「京都学派」で有名。
  • 俳優、声優の永井一郎さんはここ(仏文科卒)。
    • 「サザエさん」の磯野波平さんが京大卒という説は、永井さんと混同したガセである。
  • 俳優の辰巳琢郎さんはここ。

教育学部 Edit

  • 戦後の新制京都大学発足時に、文学部から独立する形で設立された。
  • 女子の志願者の割合が他学部と比べても非常に高い。
  • 人数が少なくアットホームな学部である。
    • 先輩、後輩同士の交流が他学部と比べてとても盛んである。
  • 毎年、教育学部祭なるものが行われているなど、学生同士の仲の良さは京大随一。
  • 募集人数が少ないため、陰が薄い、とよく言われる
    • 京大入学後に始めてその存在を知った、という人までいる。流石に京大の事を知らなさすぎではないだろうか
    • 募集人員の少なさと英国が200点になることも相まって、合格者得点率が最も高い。
      • 特に理系の得点率には眼を見張るものがある。
      • もちろん年度にもよるが、合格者得点率の乱高下は激しい部類に入る

法学部 Edit

  • 例年、文系最難関である(ただし、ここ数年は経済学部に抜かれつつある。しかし2019年は法学部が難化した。)。
  • 京大で唯一特色入試で後期入試を行っている学部。
  • 1987・1988年入試の国立大学連続方式(A日程・B日程)の際は、滝川事件以来の大学自治への介入と教授会が問題視し、法学部のみAB両日程に定員を振り分けた。1989年には、東大と同じB日程で実施、1990年から分離分割方式となった。
    • 京都大学はA日程だったのだが、東京大学(B日程)の併願先(ひいては滑り止め)になることに猛烈に反対し、独自の入試を強行した。
    • 皺寄せで阪大法(A日程)が超難化した。
  • ロザン宇治原はここ出身。

経済学部 Edit

  • 通称「チャラ経」、「パラ経」。
    非常に授業、進級が緩く、パーリーピーポーが多いと言われる。
    • なんと驚くことに、全学共通科目以外の必修がない。
  • かつては「京大のドリームランド」の異名を取ったが、ドリームランド自体が閉園となった今では、何のこっちゃわからない。
  • しかし人気は相当なもので、2018年は合格最低点が法学部を上回った。
    • 共通テスト移行で受験生の安全志向が騒がれた2020年も、法学部と並んで倍率が前年より上がった。
  • 理系、文系両方での受験が可能。
    • 理系の定員は非常に少ない。
    • また、理科が必要無いので、激戦区となる可能性が高い。
      • 配点的に、ほぼ数学で勝負が決まると言っても過言ではないだろう。

理学部 Edit

  • 本学の看板学部。
    • 現在は医学部の難度が極めて高いが、かつては理学部が京大で最難関であった時期もある。
    • このことからも、京大理学部出身のベテラン講師(米村明芳先生など)は相当な実力派である事が伺える。
    • その頃の名残からか、理学部のみ特色入試は数学の超難問である。
  • 東大は学科進学決定に過酷な進学振分け制度があるが、京大は紙飛行機を飛ばして決めるという伝説があるあった。
  • 1994年に9学科を廃止し、理学科のみに改組した。
  • 駿台の理系科目にはにここ出身の講師が多い。

医学部医学科 Edit

  • 前身となる医学校等は存在せず、阪大医や京府医よりも歴史は浅い。
    • 京都帝国大学医科大学の設置の際は、大阪府立医学校(現・大阪大学医学部)や京都府立医学校(現・京都府立医科大学、以下京府医)の移管も検討された。
    • 京都府立医学校は、移管こそ免れたものの、教授陣の大半を引き抜かれ存続の危機に晒された。
      • そのため、今では臨床・研究で住み分けができているにも関わらず、京府医と京大医は未だに仲が悪い(京府医の首脳陣が毛嫌いしているだけのような感はあるが・・・)。
  • 岡山大医とは兄弟校である。
    • 岡大医は、元々、旧制第三高等中学校〜第三高等学校医学部で、より正確には教養部の後身である総合人間学部の兄弟校。
  • 九大医とは兄弟校である。
    • 京都帝国大学医科大学が京都医科大学と福岡医科大学に分割された。
  • 伝統的に臨床よりむしろ基礎研究が優れている。
    • 臨床は阪大医の方が上回っているとされる。
  • 東大に理科III類が創設される以前は、慶應医と並び入試最難関だった。
    • 現在でも、医系最難関の1つとして数えられていることには違いない。
  • かつては、入試で多浪、再受験生を年齢で全く差別しないことで知られていたが、今は面接であからさまな差別をしているとの噂も・・・
    • かつては、葛城四郎氏など50歳代での合格例もあった。

医学部人間健康科学科 Edit

  • 医療技術短期大学部の後身。
  • 設置当初は入試難易度が低かったため、奈良県の某高校が進学実績を上げるために大量に受験・合格させて話題になった。
    近年は大阪府の某高校も同じ手段を使っていると噂される。
  • 学士編入試験(2年次)も行っている。

薬学部 Edit

  • 昭和35年(1960年)、医学部から薬学科が独立して薬学部(薬学科)が設置された。

工学部 Edit

  • 入試が学科別の募集のため、人気学科が時代によって変遷し、それに伴い各学科の入試難易度の乱高下も激しい。
    • 原子核工学科(現・物理工学科原子核工学コース)が全国で入試最難関だった時期もある。
    • 利根川進さんは、工学部の化学系の学科に入学したかったが、学力の関係で理学部に仕方なく入学している。
    • 近年の偏差値は情報≧物理工>建築≧電気電子>地球工≧工業化学の順で安定しつつある。
  • 物理工学科は、1994年に6学科が統合されてできた学科で、2回生次から成績によってコース配属される。
    • 1回生終了時の取得単位数が少な過ぎるのと、志望に関係なくランダム配属になる。
  • 伝説のロックバンド「ボ・ガンボス」のボーカル“どんと”(故人)の出身学部として、一部で有名(石油化学科中退)。
  • テレビドラマ『相棒』の「暇か?」で知られる相角田六郎課長役の俳優山西惇氏もここ(石油化学科卒)。
  • バンド「THE ORAL CIGARETTES」のベース/コーラス担当のあきらかにあきら氏もこの学部の出身である。
  • 駿台ツイッタラーを見てみると物理工学科、情報の志望者をよく見かける。
  • 2019年、リチウムイオン二次電池でノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の出身学部でもある(石油化学科卒→同大学院修了)

農学部 Edit

  • 比較的入試難易度が低いため、強豪で知られるアメリカンフットボール部(ギャングスターズ)は、進学校のラグビー部の目ぼしい高校生に家庭教師をして入学させている。
  • センター試験の比率が他学部に比べ高いため、人によっては工学部よりは面倒臭いかもしれない。

大学院 Edit

京都大学数理解析研究所 Edit

  • 1963年に設立された日本で唯一の数学の研究所。
  • 略称は数理研(数解研)、RIMS(りむす)。
  • 「数理解析に関する総合研究」を目的として設立された。
  • 設立当初は解析、応用解析などの趣が強かったが、現在は純粋数学の研究の方が盛ん。
  • 1975年までは研究所として活動していたが、1975年からは京都大学大学院理学研究科の専攻の一つとなり、現在では研究所と大学院の両方の側面を持っている。
  • 駿台生には米村明芳先生の出身大学院として有名。

キャンパス Edit

吉田キャンパス Edit

  • メインキャンパス。どの学部に入っても、最初はここに通う。
  • かの有名なタテカンがある所。
    • 2018年度、撤去運動が始まった。

桂キャンパス Edit

  • 主に工学部の院生が通う。一部では島流しと呼ばれる事も。
  • 坂の途中にあるので、自転車で通う時は注意。
    • なお、坂を登りきるとそこは高級住宅街。

宇治キャンパス Edit

入試 Edit

  • 駿台では京大対策のコースや通期、講習での授業がある他、『京大実戦模試』や『京大突破レクチャー』などが行われる。駿台校内外を問わず多くの生徒が受講する。
  • 駿台に限らず受験業界の良い食い物になっている。
  • 2018年2月、阪大に続き2017年度の入試(物理)での出題ミスが指摘され、追加合格者を出す事態となった。
    • なお、指摘をしたのは他塾の講師ではあるものの、青本の編集の際、新田克己先生や古大工晴彦先生が出題ミスに気づき、正答を記載している。
    • 三幣剛史先生はセンター試験後に記者とやり取りをし水面下で指摘のために動いていたものの、京大側からの確たる証拠が得られる前にネット上が騒ぎになってしまい、先を越される形になってしまったようである。
      • 三幣剛史先生はこの件に関し、京大の問題チェック体制のお粗末さをボロカスに貶している。
      • 同年度の阪大の出題ミスも古大工晴彦先生が気付き、青本には正答が記載されている。
    • これを受け、石川正明先生が2010年度の化学での出題ミスを指摘。これも青本に掲載されている。
      • 答案が廃棄されており合否に影響は出ないものの、合格発表前に外部からの指摘があり、採点に配慮したと発表している(現に河合塾東進の解答速報でも指摘はなされている)。
  • 京大入試カンニング事件の時は、大学側は生真面目な対応に終始して、もっとシャレの利いた面白いことの一つでも言えやと総ツッコミされた。
    • その翌年には、「精鋭達よ、知恵袋で待つ」とこの事件を皮肉った看板が立っていた。
    • カンニングが発生した学部では、それ以降、毎時間ごとの退室による総点検、手荷物は教室前後に一箇所に集める、消しゴムのカバー回収、目薬にマスキングテープ、といった他学部以上の徹底したチェックよる再発防止が行われている。
  • 毎年、入試当日に学生が様々なことを仕掛け、受験生だけでなく、日本中に話題を提供している。
    • その代表例は折田先生像だろう。
    • 近年は大学当局との衝突も激しい。
    • 2019年度入試ではオルガ(アニメキャラ)像が設置された。
      • アニメ関係者からも反応があったが・・・。
      • この像を巡っては中々騒動になった。
    • 2020年度入試ではキュゥべえ(アニメキャラ)(オルガ.ver含む)

概要 Edit

  • 入試は2日間(医学部医学科のみ面接を含めた3日)で行われる。
  • 入試の得点配分は超二次重視型で、特に理工系の学部で顕著(二次の数理の配点がかなり大きい)。
  • 一般的に文系は二次試験英数が、理系は二次の英理数が合否の要因となりやすい。
  • 理系でも二次試験に国語を課す数少ない大学の一つ。(評論、随想、古文から各1問の計3問。)
    • 理系の場合、国語は差が付かないと言って京大志望のくせに国語から逃げる奴も少なくない(そういう人達に限って、模試や本番で差を付けられていることがよくある)。
  • 以下に科目別の傾向を記すが、プロとしての視点ではないので参考程度に留め、詳細は駿台講師に確認して欲しい。

英語 Edit

  • 2015年度入試までは大問3問構成、2016年度入試から大問4問構成となった。
    • 第一問、第二問が英文解釈、第三問が和文英訳、第四問が条件英作文となっている。
  • 近年は第一問に選択問題が、第三問に受験生自身に文章を考えさせる問題が出題されているが、ほぼ毎年傾向が微妙に変化しており、予断を許さない状況である。
    • 東大英語に近づきつつあると言われているので、余裕があれば東大過去問を解いても良いだろう。
    • 2016年頃から会話文の穴埋めなど英作文で特殊な傾向がみられた。
    • 2019年度では和文英訳が復活し、100wordsでの自由英作文の出題と大波乱だった。
    • 2020年度は手紙による問い合わせ文。「コミュニケーション英語」らしさが顕著になってきた。
  • 長文読解は全体的に問題文が長く難解である。
    • 以前は全問和訳であったが、近年は内容説明問題が見られる。
    • 素早く要点を絞り出す事が求められるが、苦手意識を持つ受験生も少なくない。京大以外では京都府立医科大学、一橋大学過去問を解いてみるのがオススメ。
    • 2020年度では下線部和訳が大問1の一箇所になり、大問2には下線部和訳が消失した。
    • こうした和訳問題消失の動きに関しては様々な意見がある。「京大らしさが無くなる」と嘆く声がある一方で、「長文の問題として内容説明の問いを増やすのは正しい」として歓迎する声も。
  • 関東駿台では、久山道彦先生、他予備校では東進の西きょうじ先生が京大英語のエキスパートである。
  • 竹岡広信先生は京大英語を徹底的に批判する。
  • かつては、伊藤和夫先生の『英文解釈教室』が京大受験生のバイブルとまで言われていた。
    • 2016年度に傾向が変わり、『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄(エッセンス)』(小倉弘 プレイス、2016年)に収録されているような重厚な出題がなくなってからは、役目を終えた本とも言われている。
    • 同様に、『英文和訳演習 上級篇』(駿台文庫、1984年)も京大受験生に人気があった。
    • 駿台の京大対策では過去問も扱っているため上記の参考書っぽい授業が展開される。

数学 Edit

  • 理系は大問6問構成で試験時間は150分。
  • 文系は大問5問構成で試験時間は120分。
  • 理系、文系で難度があまり変わらないのが特徴。
    • 一橋>>京大>>東大」といった印象。
    • 現に2017年などは文系数学にその年の最難問がある。
    • 近年は全体的に易化しつつあるとされる。
    • それでも文系・理系共に捨て問題が1問は入っている可能性が高いので、難易の見極めを行うのも肝心となってくる。
  • 文系なら最低2完は欲しいところ。
    • しかし、えげつない問題の年は本当にえげつない難易度になる(2015年度など)のであくまでも目安である。
      • ちなみに2015年度の文系の問題はかなりの難易度を誇るセットであり、青本でも「入学試験として機能しているのか」と疑問視(批判?)されていた。
      • そういう年の場合は、普通ならば1完(+α)くらいで合格できる。
    • 多少の失敗ならリカバリーが効くが、数学という科目の性質上、差がそれなりに付くことは理解しておくべきではある。
    • 文学部の人であれば、数学で0点に近い点数をとっても合格する人がたまにいる。
      • しかし、そういう人は大体、国語や英語で凄まじい点数を叩き出して、ビハインドを埋めているので、普通の人はきちんと対策した方が安全である。
  • 2020年度は文理共に大幅難化した。
    • 特に文系は、近年の中では史上最難とまで言われるレベルで、完答候補が1問しかないという凄まじい難易度であった。
    • このような大幅難化を喰らうと、数学終了後の教室は絶望した面持ちの人が大量に出てくる。
      • とはいえ、(本当にごく一部を除いて)全員出来ていない事に変わりはない。しっかりと気持ちを切り替えよう。辛いかもしれないが、明日の教科のためにも前を向こう。
      • 2日目には各試験室5人は消えたとか。
      • 講評においては、東進「入試として機能するのか疑問である。」、 駿台「数学が得意な生徒にとっては不利なセットであった」など、皮肉られている。
  • 「論証の京大」と言われるだけあり、論証(≒証明)問題や論述が重視される。日頃から丁寧な答案作成を心がける事が必須。
    • 論証問題の出題自体は近年減りつつある(2020年度青本講評)ものの、求値・論証関係なく論述や論理の流れが重視されるのは一貫している。
    • 出した答えが合っていても、解答に至るまでの論理に間違いがあれば容赦なく大幅減点される。逆に、ケアレスミスなどで正しい答えを出せていなくても、そこまでの解答プロセスが正しければそれなりの点はもらえる。
    • 近年は「完答できる学生を採りたい」という考えがあるらしく、「100%完答とまでは行かないまでも、8割くらいの大筋が書けていないとあまり点が出ないと思われます」(杉山義明先生談)。
    • なお、点差が付かないレベルにまで難化した場合は、多少は採点基準は緩くするようで、あくまでも臨機応変には変化させているようである。当然といえば当然だが。
  • 確率(漸化式が多い)、整数問題、図形(ベクトル絡みの問題が多い。但し、2016年理系の大問3などベクトルでも解けるが初等幾何で楽に解ける事もある)、証明問題がほぼ毎年出題される。
    • 理系は数IIIも必ず一問以上出る。こちらは微積、極限が多いが、忘れた頃に複素数平面も出るので注意。
  • 解答用紙はB4の白紙であり、左側に答案を書き、右側は計算用紙である。「計算用紙に続く」など一言添えれば計算用紙も答案作成に使用可能。
    • 2020年度はA3になり、「一言」の書き方の注意書きも丁寧になった。京大側はできるだけ左ページに解答を収め、計算用紙では計算力を見たいのかもしれない。
  • 計算などの作業が重たい阪大の数学、処理能力が求められる東大の数学などとは異なり、こちらは一見複雑だが閃いたらすぐに解ける独自の問題が多い。解けた瞬間はその美しさに感動するだろう。
    • 例えば、整数問題で詰まったらn=1,2,3,・・・を代入して実際に確認して規則性を探す、などの方法がかなり有効である。
  • 3問完答できれば入試で足を引っ張るケースは少ないだろう(医学部医学科除く)。解ける問題と解けない問題の見極めが重要。
    • 医学部志望者は最低でも4問完答、残りの大問では部分点も狙っていきたい。
  • 今よりも数学がかなり難しかった時代は、医学部(医学科)でも半分取れれば十分、農学部は数学を捨てても合格可能とまで言われていた。
    • もちろん、他教科がかなりできた場合である。
  • 1日目の最後の科目でありその日の夜や翌朝に出来なかった数学の問題にうなされて2日目に支障をきたすことも多い。数学が文理関わらず入試全体の鍵になることだろう。

国語 Edit

  • 論文が書けない理系学生が増え、また日本語が満足に読み書きできず患者との意思疎通が難しい医者がいることから、理系全学部にも国語を課しているとのこと。
  • 現代文、古文共に「何を言っているのかは分かるが、解答を書くとなるとどうやって書けば良いのかわからない」という事態がよく発生する。
  • 理系は大問3問(うち古典1問)で90分。
  • 文系も大問3問(うち古典1問)で120分。
  • 第一問(現代文)は共通問題である。
    • ただし、理系においては、文系の小問から1つほど減らして出題される。
  • 第二問(主に現代文、まれに近代文語文・擬古文)、第三問(古文、まれに漢文と融合)は文理別問題である。
    • 中国文学の専門家が複数いる関係で、本格的な古漢融合問題が出ることもある。
    • 近代文語文については、一応出題範囲には含まれているものの、2002年以降単体では出題されていない(2014・15年のように、現代文との融合問題となったり、歴史的仮名遣いの文章が出たりすることはある)。
    • 近代文語文の出題で漢文の教養を図る意図があったということで、漢文が出題されていなかったのはその風潮があったため。近代文語文の代わりに古漢融合問題を出すようになったらしい。
      • 関東の秋本吉徳先生曰く、友人の京大教授(現在では退官)から聞いた話として、近代文語文を出さなくなったのは「2002年の理系の第二問平均点が3点ほどとなってしまい、入学試験として機能しないと判断されたから」だそうな。
      • それまでは文学部の強硬派教授が押し切る形で出され続けていたものの、この出来事をきっかけにその教授もしぶしぶ出題をやめることを認めたという。
      • 駿台文庫にて川戸昌先生、二宮加美先生共著の近代文語文の問題集が出ている。近代文語文の問題集はあまりないのでぜひ利用するのが良いだろう。
  • いずれにおいても文系問題の方が問題量・難易度も上であると評されることが多い。
  • 特に理系の古文は文章が短く、センター試験より易しいと言われることも多い(センター古文はかなり難しい)。
  • 国語の苦手な受験生は白紙答案を作らない事が重要と言える。
  • 4~5割取れれば上出来である。文系では、数学が苦手な人の場合その失点を埋めることを考えて6割は欲しい。しかし文系でも合格者平均は4割強。まずは70点を目指すことが目標である。
    • 学部にもよるが、理系となると15点くらいで合格する人もいる。
      • 無論、他の教科で稼いでいるからこそである。全く対策しないなんてことがないように。

物理 Edit

  • 理系のみ。大問3つで構成される。
  • 力学と電磁気は確定で出題され、残りの一問は波動or熱力学(or稀に原子物理)から出題。
  • 穴埋めと記述の両方の問題がある。穴埋めは可能な限り全て正解したい。
  • 物理現象を(例えば微積分の概念や級数、微分方程式などを用いて)解析的に解釈する問題が毎年のように出題される、微積物理に触れておいても良いだろう。
  • なお、『体系物理』(教学社)と『難問題の系統とその解き方 物理』(ニュートンプレス)が京大物理対策として昔から人気がある。
    • 両書とも元駿台講師の著作である。
    • 両書とも解説が少なく独学はしにくい。

化学 Edit

  • 4問構成。
  • 第1問、第2問は理論化学である。
    • 第1問は計算メインで、主に化学平衡などが出題される。
    • 第2問も第1問とほぼ同様であるが、こちらは無機化学などの知識事項もついでに問われる事が多い。
  • 第3問、第4問は有機化学である。
    • 第3問はアルコール、芳香族に関する問題である。ほぼ毎年構造決定がメイン。近年はネタ切れなのか高校範囲で扱わない化学現象を問題で説明し、それを踏まえて複雑な構造決定を解かせる事がある。
    • 第4問は高分子化合物が出る。アミノ酸の構造決定が多いが、合成高分子の構造決定が出る事もある。糖や核酸に関しても2017年に出題されているので油断できない。
  • 所要時間的に、筆者は3→4→2→1の順で解くのを推奨する。
  • 上の通り、化学平衡を中心とした計算問題や有機化学の構造決定が非常に重要である。
    • 多くの問題を解く事で、多少難度が高い問題でも確実に解けるようにして欲しい。
    • 一方で無機化学の比重はかなり小さい。だからと言って手を抜いて良い訳ではないが、センターレベル+αの知識は確実に持っておきたい。
  • 出題内容について、講評で批判されることがたまにある。
    • 『もっと化学的に意味のある出題をしてもらいたい』(2020年度 駿台講評より)
    • 石川正明先生や、関東のお茶飲みwiki:高野辺康介先生は最近の京大化学に思うところがあるようである。
      • 高野辺康介先生は人柄に見合わず、授業中は結構ボロクソに批判される。

生物 Edit

  • 京大生物対策は大森徹先生(とチルドレン)の独擅場である。
    • 河合塾近畿地区の生物科は弱い。
  • 京都大学大学院生命科学研究科編『京大発! フロンティア生命科学』(講談社)は、大学の教科書であるが、入試にも役に立つかもしれない。

地理 Edit

  • 選択者がとても少ない。某講師は京大地理をボロカスに貶していた。
  • センター試験東大一橋大などとは雰囲気が大きく異なる。暗記中心のイメージ。
  • 王道の問題が多い。試験中に考えさせる問題ではなくパターンで解けるものが中心。
  • 2019年度から大問が5題に増えた。そのため速く解けるようになることも重要。
  • 過去問と同じ問題が出ることも。
    • 2020年度の大問5の地形読み取りは過去問とほぼ同じであった。
    • 教授の専門が色濃く出ることもある。2020年度大問2のアフリカ地誌はまさにその1例。
  • 他大学とは異なり短く必要な解答要素をまとめることが求められる。まとめ方は過去問や授業でトライ&エラーを繰り返すと身についてくる。
  • 地理は日本史や世界史よりも点数が出にくいと言う人もいるがそんなことはない。しっかり勉強していれば7割以上は十分に期待できる教科である。

日本史 Edit

  • 大問4問構成で試験時間は90分。
  • 小問が70点、論述2題が30点の100点満点である。
  • 小問はおおよそセンターレベル。一部、マニアにしかわからない難問が混ざるが、捨て問と判断するのが正解。
    • 後述のように、変な問題は大体第2問に来やすい
  • 全時代全分野から満遍なく出題されているのが最大の特徴。傾向は皆無。
    • 第一問は小問3題の史料問題。史料に当てはまる語句の記述や史料内容の把握など、京大模試以外の予備校の模試ではあまり見かけない形式のため、初めて見る人は驚くかもしれない。特に現役生は早めに対策することをオススメする。
    • 第二問は短文の穴埋め問題である。駿台日本史科の講師は「雑問」と表現することがあるが、分野も政治・経済・外交・文化と多岐に渡るため、的を射た表現なのかもしれない。
      • ちなみに、日本で初めて「手塚治虫」「長谷川町子」を出したのも本問。模試では「長州力」「ゴジラ」など、もはや何でもあり。
      • オリンピックの年には、「ストックホルム」五輪が出題されたことも。
    • 第三問は前提文からの出題である。第一問と似た形の問題が多い。
    • 第四問は2問の200字以内の論述問題である。時代も分野も主だった傾向がなく、歴史における全体的な理解が要求される。なかなか個人では対策しにくい大問であるため、できるだけ日本史科講師の添削指導を受ける方が良いだろう。
      • 論述問題はおおよそ5〜6割が取れれば御の字である。
      • 大体はシンプルな問いになっていることが多いが、シンプル過ぎる故に「どこまで書けば良いのかわからない」問題になることもある。
  • 近年は一問一答の易化傾向が見受けられる。世界史の方が簡単と言われているからだろうか。
    • それまでの問題は変な問題が出されることもたまにあった。時には(かなりの量の史料を読み込んでいる)講師陣ですら見たことのない史料を出し、設問に無理ゲーなものが混ざったことも。勘弁して欲しいものである
      • これに関連した余談だが、とある年に史料問題で恋川春町の文章が出されたことがあったが、その史料は、関東日本史科で明治学院大の(非常勤)大学教授をも勤める池知正昭先生にとってすら初見であった。で、検索をかけたところヒットしたのは京大だけだったという。
      • 塚原哲也先生も初見だったとかなんとか。
      • 池知正昭先生「なんだこれ、って思ってね、調べてみたんだよ。そしたらさ、京大しかヒットしないでやんの。いやマジに。もう笑っちゃうね。」
      • ちなみにその問題は難判定を喰らっていた。

世界史 Edit

  • 一問一答が60点配点、論述が2題で計40点配点。
  • 一問一答にたまに世界史オタクでも分からないものが出る。
    • 当然だが、そういう問題は考え込まずに捨てるのが正解である。答えられれば儲けものだが。
  • 一問一答は大体はそこまで難しくはない(基本事項が多い)ので、一問一答で完答した上で、論述でプラスアルファの加点を目指すのが基本的な戦術とされる。
    • 林秀範先生曰く、「受験生の書く論述答案なんてぶっちゃけどれも五十歩百歩ですから!」、つまり(白紙答案でさえなければ)論述で大きな差はつかないということらしい。
  • 京大に限った話ではないが、近現代史から出題されることも多いので現役生には少々荷が重いか。
    • 2020年度には、「核兵器の保有」についての論述が課された。現代史まであまり手が届いていない受験生(特に現役)にとってはかなり辛い出題だっただろう。

卒業生(駿台講師) Edit

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