森宏征
Last-modified: Thu, 07 May 2020 01:09:39 JST (1643d)
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森宏征(もりひろゆき)は、駿台予備学校数学科講師。通称「吾輩」、「吾輩先生」。大阪校、上本町校、京都校、京都南校、神戸校に出講する。
経歴
授業
- お堅い感じの先生かと思いきや、
ちょくちょく頻繁にネタを入れてくる。キャラが濃く面白い。 - 四天王の陰に隠れてしまっているが、確実に名講師の1人。担当§は非常に充実する。
- 一人称は「わし」、「吾輩」。
- 「森ワールド」が存在する。ケロロ軍曹みたいな喋り方をする。こもった声がかわいい。間違った時には「アチチチチチチ」と言う。非常にかわいい。
- よくキャラ作りする講師はいるが、師のキャラは師そのものであるとしか思えない。
- 誇張表現が多く面白い。
- 問題を戦闘に例える。
- 「ここが突破出来たら我々の勝利です。」
- ゲームにも例える。
- 「これができたらこのゲームは我輩の、いや我輩たちの勝利です。」
- かつては配布されるプリントにはかわいい(?)顔文字が載っていて、よく猫が暴れていた。自作のプリントであることを示すために付け始めたらしい。
- 参考問題などのプリントが凄く丁寧。その章の類題を毎週何問も配ってくれる。授業中の説明も具体的な考察(未知数nに代入するなど)を板書してから解答を書くためあり得ないほど丁寧。
- 最初に解答の方針などを確認する点では、杉山義明先生の授業展開と似ているところがある(ただ、進度は全く違う)。
- そのため授業進度は非常に遅め。一時間に一問しか進まないこともある。というか、それが普通である。
- 補講(ある生徒の間では『森特講』と呼ばれる)をしてもかなりギリギリで終わる。どうしても終わらない時は解答をプリントで配って無理矢理終わらせる。解答プリントを作成しても解説ということでかなり丁寧な板書をするので、高速で板書をしてもあまり効果が発揮されず、進度は相変わらず遅め。某年度SAクラスでは、4時間の補講を組んだがそれでもなお終わり切らず、後期回しという荒業が行われたそうな。
- 別のクラスで師と同じ§の担当が小笹俊之先生である場合、途中で小笹俊之先生は1コマないし2コマ分授業が少ないはずで(大抵休講が入るため)、森宏征先生は休講などしていないのに、さっさと抜かされていくのを体感できる。後期からは慣れる。
- 解答が丁寧過ぎて偶に入試の実戦的な側面からは外れていってしまうことがあるのが玉に瑕。
- 問題1つでかなり踏み込んだ所まで講義を行う。師曰く、「授業するのだから、我々は解答+αのことをできるだけ紹介したいと思ってます。解答が知りたいだけならプリント撒けば良いからね。」
- 筆者的には、師は予備校講師6割、数学者4割だと思っている。
- 解答には論理記号を多用する。但し、同値記号は多用したがらない模様。
- 「同値記号ばっかり使ってるとバカっぽく見えるんだよなぁ。」
- 「『〇〇すれば良い』撲滅委員会」に所属しているらしい。また、「『’ (ダッシュ)』撲滅委員会」にも所属しているらしい。昔はこの読み方だったと、とある辞書には載っているらしいが、「ダッシュ」と言うと、今は「-」ととらえられ通じないかららしい。(ちなみに微分を表す「’」の師の読み方は「プライム」、「’’ 」は「プライムプライム」である。)
- 「我輩は『〇〇すれば良い』撲滅委員会に所属しているので『〇〇すれば十分である』にしましょう。」「我輩は『ダッシュ』撲滅委員会に所属しているので、皆さんはこれからこれ(‘)を『プライム』と呼びましょう。」ということらしい。
- 計算がお好きなようで、ノリノリで計算をする。そのため、重要な公式を使って軽く済ませるところをゴリ押し計算し、沼にはまって授業を10分無駄にしたことがある。
- 講習では『京大数学』の担当が殆ど。偶に『阪大数学』がある。
- 通期では、東大、京大、阪大の文理共に持ったことがあるらしい。
- プリントを半分に分ける際は1:1に内分すると言ったり、教壇に上る際に「シュワッチ」と言ったりする。
- 黒板の消し方が変わっている。黒板を消す右手と同時に何故か左手も動いている。結構荒いので、最前列の席だと筆箱、ノートにチョークの粉が降りかかるので注意。
- 通期では初めにチョークの色分けの説明をなさる(ピンクは注意、重要は黄、方針は緑など)。それ以降は説明せず、終講まで几帳面にその色分けで進められるので、メモっておくのがお勧め。
- 全国模試(文系)や京大・阪大実戦模試などの作成から解答速報まで携わっている人。
- 忙し過ぎて授業内で偶にボヤく。「実はわし寝てないんすわ(笑)」
- 通期の授業中にあからさまに今後の模試のヒントを下さる。
「あまり言い過ぎるとサラシに巻かれて大阪湾に沈むことにぃなっちゃうので。」
「大声で何とは言いませんが今後皆さんが出会うと思うので覚えておいたら5点や10点貰えることがあるかもしれません。」
- 『数学XSk』§4の他に、『パワーアップ京大数学』や講習の『京大数学』の作成もしている。
- 質問対応も授業と同様非常に丁寧で、自分の答案や授業でやっていない別解を持って行くと一緒に考えてくれる。
担当授業
通期
2019年度
《出講表》
《担当授業》
数学XSk§4
春期講習
夏期講習
2020年度
期間 | 1限 | 2限 | 3限 |
A期間 | |||
B期間 | |||
C期間 | |||
D期間 | |||
E期間 | |||
F期間 | |||
G期間 | |||
H期間 | |||
K期間 |
冬期講習
2019年度
直前Ⅰ期
直前Ⅱ期
人物
- 京都大学理学部出身。駿台で浪人経験あり。
- 阪大の豊中キャンパスの近所に住んでいる。
- 2017年度版の京大の青本の担当している(杉山義明先生と共に担当)。
- 以前、早々と入試問題の回答を作り上げた際に杉山義明先生に他の問題も頼まれたので解いてみようとしたところ非常に難題で作成に苦労したらしい。以降はわざとゆっくり解きながら「いやぁ・・・難しいなぁ・・・」などとボヤいて問題が回ってこないようにしているらしい。
- 『高3スーパー文系数学Sα』のテキスト・テストも監修している。
- 松永光雄先生「森大先生はすぅばらしい問題をお載せになるなぁ!!!」
- 眼鏡が大きい。眼鏡を外すと意外とかっこよく見える。
- 割と色々な先生の雑談に登場する。反対に色々な先生の雑談もする。杉山義明先生のことは「スギチャン」と呼び、よく雑談に登場なさる。
- 他の講師とも交友関係が広いようで、結構な頻度で講師室や廊下で他の講師と話をしている。
- 米村明芳先生を尊敬しているようで、「法皇」、「教皇」と呼んでいた。
- 「米村大先生に『"〇〇について考える"の"考える"って、どういう意味ですか』って聞いたんですよ。そしたら『分からん』って言ってましたね。ということは吾輩にわかるわけがない。」
- STAP細胞で有名になった小保方氏の「STAP細胞はあります!」の真似が凄く上手いらしい。(古大工晴彦先生談)
- 西宮北口校の色チョークが好きなようだが、残念ながら通期では現役クラスの担当がないために使い切ると嘆く。チョークの話を授業中にやり過ぎてアンケートに「チョークの話はもう良いです(怒)」と書かれたものの相変わらずチョークの話は多め。なお、羽衣チョークの蛍光色がお気に入り過ぎてAmazonにて衝動買いしてしまった模様。「夜にアマゾンに寄るとうっかりポチっとやってしまうんで危ないんですわ。」(本人談)
- 大阪南校には幽霊が出ると言ったり、テーブルの上にはいつもお菓子がおいてあったりするらしい(化学科嶋田竜人先生談)
- 松永光雄先生が尊敬して止まない。
- 筆者が大阪南校の師の席を確認したところ、お菓子は置いてあったが食べかけであったので魔除けでは無さそうである・・・。いや、魔除けかもしれない・・・。他校舎においても机の上のお菓子は確認されているので魔除けではなく師の嗜好であると考えられる。
- 主食はポテトチップス、副菜はチョコレート(メルティーキッスがお好み)。
- お菓子が好きだと言っていたら、授業問題の解答をドーナツで作って来た生徒がいるほど愛されている。
- またある校舎ではサンタの帽子を被って授業をしたらしい。
- そのキャラゆえ、生徒からはよく好きな先生として挙げられる。
- USJのフライングダイナソーやハリウッドドリームザライドに乗ったことがあるらしい。「模試などであがってしまう人もフライングダイナソーに比べればなんてことはない」とおっしゃっていた。
- 父親の名前が森七五三太郎らしく、よくネタにしている。連続3奇数が素数になる場合が3、5、7しかない、という説明の時に頻出。同時に三角形の3つの辺の長さの比が3:5:7の時に鈍角が120°になることも教えてくださる。
- 2018年の台風21号の影響により、ご自宅が27時間停電になったらしく、買いだめしていたハーゲンダッツ(ほうじ茶ラテ)が溶け、さらに、再び凍ってシャーベット状になってしまったため、嘆いておられた。なお、早期停電復旧に尽力をつくした関西電力さんには感謝されていた。
- 巨人が嫌い。
- 身内ばかりでコーチや監督を固めるからだそう。
- 京都南校で解答速報の事を話している時、勢い余って報酬が17000円ぐらいであることも言ってしまった。
語録
- 微分記号「'(ダッシュ)」を英語圏のように「プライム」と呼ぶ。
- 「ダッシュ」だと英語圏では「―(棒のダッシュ)」の方になることを強調する。
- 「OP(オッピー)」、「PQ(ピッキュー)」
- 「111(ピンピンピン)」(114を「ピンピンヨン」と言ったかと思うと、115を普通に言ったりするのでマチマチである。115を「ピンピンファイブ」と言うこともある)
- 「~でありますからー」
- 「よっこいしょ(線を引く時)」
- 「マーイナスゥー」
- 「コーサイン」
- 「ということで皆の衆!」
- 「予習のための自習問題だか自習のための予習問題だかよく分かりませんが、」
- 「(『数学XSk』の授業で)ちょっとこの問題難し過ぎるだろーって文句言いたいとこなんですがね、言えませんわ。だってこれ入れたのワシやもん。」
- (証明問題にて)「後はこの式の値が0になってくれることを祈るしかないですね・・・・・・(計算して)やったぞ皆の衆!」
- (場合の数で順列を書き出した後)「・・・とまあ我々の知能指数の低下するような試練を乗り越えた結果、10通りです。」
- 「模試の結果が変なのだったら、丸めてポイしてください。良かったらそれ眺めてこう言っときゃ良いんです。『あ、やっぱり我輩は天才だ!』」
- 「(『数学XSk』の授業で唐突に)あ、間違えて『数学ZB』持って来てしまった!でも大丈夫です。両方持って来ました。」
- 「3分の2、3分の5、5分の3」
- 「外国の人達って平方完成知らないみたいっすよ。」
- 「ウニュニュペギュール人ならこんな問題一瞬で解けるけど吾輩達地球人は違うであります。」
- 「吾輩明日も補講入れとるんだけどこれ死んでしまったらどうなるのかな。ケロロ小隊じゃないけど、殉職で二階級特進かなぁ。」
- 「このインテグランドを・・・」
- 「日本人なら平仮名を使えということで・・・積分変数『あ』」(実際に『あ』で積分する)
- 「アンドロメダの彼方に点Pを取ったって構わないわけです」
テキスト/模試作成
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