東大現代文
Last-modified: Wed, 29 Apr 2020 11:00:41 JST (1062d)
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このページは、東大コースで2020年度から使用される『東大現代文ー読解と表現ー』の解説ページです。同教材のお茶飲みwikiでの紹介はこちら。
監修講師
書き加え願います。
使用コース
構成
- かつては中野芳樹師監修の関西独自教材であった。もちろんB5版。気になる人はこちらを参照のこと。
- 2020年度からは多くの霜栄師監修テキストと同様のA5版(漢文サブテキストと同じサイズ)になってしまった。Kマークも消えた。
- テキストの構成も関東で使用されていた『現代文(東大対策)
』を踏襲したものに・・・。
- 各章にテーマがあり、例えば「越境する知-感性」や「蘇生する知-身体」などのタイトルが付いている。東京大学出版会のシリーズ書籍『越境する知』各巻のタイトルと酷似している。
- 各章には問題(約半数は東大の過去問)と、その文章に関連する参考文が掲載されている。参考文は思考を深めるための読み物として用いるもので、問題等は付されていない。
- 過去問研究が目的の授業であるのに、東大以外の問題が多い。
なぁんだ、改悪じゃん。関東はこんなテキストを長年使っていたのである。ほーたーるのーあーほーあほー・・・・・・。- テキストは変わっても、中野芳樹師を始めとする関西の駿台現代文科講師が長年続けてきた授業スタイルが変わることはないだろう。
特徴
- 基幹教材である『精選現代文読解研究』で学んだ客観的読解法や論理的解答法を実践的に運用することを目的とする。
- 読解法と解答法については、中野芳樹師のサイトに詳しいプリントがPDF形式で掲載されている。リンクはこちら
。
- 同じサイトに東大現代文の解答例が掲載されているので、是非活用されたい。リンクはこちら
。
- 関東の講師が作成した東大入試詳解シリーズ現代文の解答解説には批判が多く見受けられる。欲しい人は買っておいても良いが、中野師は現代文学習における一般論として、解説を読んでもなんの学力にもならないと明言している。
- 「信頼出来る解答例」は、中野師のホームページに掲載されている解答例や中野師が担当する冬期講習『東大国語』で配布される解答集、内野博之師が配布する解答集や著書『ライジング現代文』に掲載された東大過去問の解答例、東進の林修師が特進生に配布する解答集くらいであろう。
- なお、赤本や青本、東大入試詳解シリーズの解答例は信頼のおける解答例とは言いにくい。さらに、中野師は解説を読んでも生徒自身の学力向上につながらないため無駄だと明言している。
- 副読本として『現代文 読解の基礎講義』(中野芳樹、駿台文庫)を推奨する。Amazonリンクはこちら
。
- さらに余裕があれば、中野芳樹師のオンデマンド講座『現代文 読解の応用講義』を受講しておくと良い。
- どちらも、読解法・解答法の理解やその訓練に役立つであろう。
- なお、中野芳樹師の通年映像講座『苦手解消!現代文読解法-選択・記述の壁を越えて-』は、かつての『東大現代文』や『現代文読解研究』と同趣旨の講座である。
- 『スーパー東大実戦講座』や、夏期講習で開講される映像講座『東大現代文
』、直前講習の『東大プレ現代文Ⅰ(理文共用)』や『東大プレ現代文Ⅱ(文科専用)』は関東現代文科霜栄師の監修で、関西の読解法・解答法との齟齬がある。受講するのは自由だが、注意すること。同様の理由から、東大実戦での点数に一喜一憂する必要もない。過去問第一である。
担当講師
中野芳樹
大阪校LS/LA/LB/MS/SS/SA/SB/SC、大阪南校LA/SAを担当。
- 監修者でもある師が提示する解答は精緻に作成されており、なおかつ生徒が試験本番で再現可能なものとなっている。通年で東大対策を受講することで実力が向上することは間違いない。
- 師が最も生き生きしている授業かもしれない。背景知識の解説も教養として蓄積しておくべきものばかりで、受験勉強を超えて役立つことは多いだろう。
- 授業で扱った問題に関しては、原則添削を受け付けていない。これは師が授業中に採点基準を説明していることもあるが、自己採点ができないということはすなわち自分の答案の良し悪しが分かっていないということで、今後の学力に全く繋がらないからである。もちろん、考えてもよく分からない部分があれば、質問に応じてくださる(が、師の授業が素晴らしいため、疑問が残ることはほとんどない)。
- 師の長年の東大現代文研究と指導の成果を信じましょう。
- 2019年度まで担当していた小泉徹先生の後任。
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