物理S

Last-modified: Mon, 27 Aug 2018 23:09:09 JST (24d)

監修講師 Edit

使用コース Edit

  • SS・SA・MS・MAは通年で使用する。

構成 Edit

前期Part1前期Part2
§1-1 力と運動方程式§2-1 運動方程式と束縛条件
§1-2 単振動§2-2 運動量と運動エネルギー
§1-3 円運動§2-3 2物体の相互作用
§1-4 慣性の法則§2-4 静電場
§1-5 力学的波動§2-5 コンデンサー
§1-6 熱力学(1)§2-6 電流
後期Part1後期Part2
§1-7 磁束密度§2-7 熱力学(2)
§1-8 電磁誘導§2-8 質点系の力学
§1-9 過渡現象と交流回路§2-9 剛体のつり合い
§1-10 半導体§2-10 万有引力下での運動
§1-11 幾何光学§2-11 前期量子論
§1-12 波動光学§2-12 原子核

特徴 Edit

  • 関東物理科が得意とする物理学的な授業によってその真価を発揮する。
    • つまり、物理的な状況を数学的に捉えて考察する中で、物理学的な内容をしっかり理解して揺るぎない学力を養成することを目標としたテキストであるため、関西ではこれを活かした授業をしてくれる講師は少ない。
    • ゆえに微積分を頻繁に用いる先生や解析的なアプローチを得意とする先生が担当の場合、テキストが十分に活用される。
  • テキストはPart1とPart2から成り、各Partは要項、講義用問題、EXERCISEから成る。
    • 難度はEXERCISE<講義用問題であるが、これは旧帝大(医学部含む)の問題でも合格点以上を取るための教育的配慮らしい。
    • 要項は単なる公式ではなく定義や重要な考え方などが簡潔に記されている。但し、電磁気分野の線積分や面積分など、特に補足説明もなく高校では扱わない数学・物理の表記を用いている箇所がある。
    • 講義用問題は物理現象を数学的に捉えてしっかり考察するために、難度が高めで重たい問題が選定されていた。
    • 但し、質(講義用問題の選定など)こそ保たれてはいるものの、難度・重さ共に年々引き下げられており、2015年度からはかなり易しくなった。
    • ということもあって、2015年以降関東にもこのテキストを批判する講師が少なからず出て来ているそう。
    • 講義用問題についても、関西では「この問題をここに置いて何がしたいのか分からない」「こういう現象は実際にはないから、問題としても意味がない」「問題のための問題でこういうものを扱うべきでない」などと批判的な意見を述べる講師はいる。これも指導方針の違いによるものである。
  • 出典には物理教員の少ない単科大なども含まれるので、物理用語の不備不足が散見される(古大工晴彦先生は、加筆訂正をすべきだと批判している)。
  • EXERCISEは自習用問題で、単なる公式や解法テクニックの練習ではなく理解を定着させるための問題が選定されている。
    • 出典は載っていないがほぼ全て過去問であり、模範解答は2014年の改訂によりまあまあ丁寧かつ豊富。
    • 古大工先生を始め、大抵の講師は「テキスト作成者の趣味も入っているので、基本的には自前の問題集を優先してやるように」と勧めているものの、授業内で「講義用問題とあわせて、(類題として)EXERCISEの○○番も復習しておくように」という形で触れる講師は多い。
  • 全体的に分量が多いので、大体の先生は延長や補講などを行う(因みに作成者の森下先生も補講を行う)。
    • 特に、前期はPart2の比重が若干重く、後期はPart2で受験生が重視しないor苦手とする分野を多く扱うので、難しくて重く感じられがち。
  • 作成者の森下先生はこの一冊で十分だと仰っていたが、古大工先生などは理解の定着と使い慣らしのために別に一冊やるようにと仰る。この相違の背景にあるのは指導方針の違いであろう。
  • 中田俊司先生の授業では、各単元毎に本質に踏み込んだプリントが配られるので、しっかり理解すればかなりの学力が付くだろう。しかし、必ず難しめの問題を解くように、とのこと。