黒本

Last-modified: Tue, 05 May 2020 08:10:19 JST (1450d)
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①、河合塾系列の河合出版が出版している大学入試センター試験予想問題集(模擬試験過去問集)の俗称。
②、河合塾系列の河合出版が出版している大学入試センター試験過去問集の俗称。
③、①と②の総称。

①マーク式総合問題集

センター試験過去問レビュー

  • よくセンター試験過去問集の『センター試験 過去問レビュー』のことを「黒本」と言う人が多いが、厳密には別物である。
  • 河合塾系列の河合出版から毎年6月頃から発売される。
  • 価格は赤本と同じで税抜き880円。
  • 赤本との大きな違いは①収録数②解説の詳しさ③追試の収録数である。
  • 赤本同様、判型が小さく分厚いので、極めてコピーしにくい。
  • 以前は、『マーク式総合問題集』の巻末に、近時の過去問がオマケ程度に付いていただけだったが、ほぼ独占市場だった赤本に対抗して、独立して出版されるようになった。
  • かつては、分野別の『大学入試センター試験 分野別問題集』もあった(2000?〜2005年)。
    • ただし、表紙は黒ではなく青だった。
    • 当時、旺文社が出していた分野別の過去問集(黄色)に対抗して出版された。
  • 後述する解説の質や収録量の関係で黒本を利用する駿台生も多い。
    • センター試験直前期には自習室の机に青本ではなく黒本が並び壮観である。「直前期は河合塾が出版した教材しか使ってません!」という人も・・・。
      • いや、これが正しいやり方なのかもしれない。青パックパックVをやるより余程効果的だろう。
    • 当たり前だが、卒業後駿台に寄贈することはできない。粛清される。綺麗に使ってメルカリで・・・。

構成

  • 問題編と解答・解説編の別冊。

収録数

  • 赤本の方が5年分ほど黒本より多い。例えば英語などは黒本が25回、赤本が30回である。
  • 追試は、黒本の方が赤本に比べて多く収録している。

解説

  • 解説の詳しさで言えば、黒本青本赤本白本である。
  • 解説の質は科目にもよるが、黒本青本白本赤本である。
  • 解説が充実しており、赤本青本ではなくこちらを利用する生徒も多数いる。
  • 英語の解説は、見やすいように工夫されている。
  • 現代文は変な解説もあるらしく、勧めない講師もいる。
    • 小泉徹先生曰く、「グロ本」。
    • ただ、赤本に関しても勧めない講師も多いので、現代文という科目を文章で解説するのはかなり困難なものなのだろう。
    • 赤本よりはマシ」として黒本を勧める講師もいる。
    • ただし、青本関東講師解説なので・・・収録年数がとても少ないので、赤本を除けば事実上、黒本以外に選択肢がないという現実がある。
  • 倫理青本の解説の方がキレがあって良い。

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