電子論

Last-modified: Mon, 29 Jan 2018 22:21:08 JST (201d)
  • 電子を媒介にして原子は結合し物質を構成する。また、物質間の化学反応では結合の組み換えが起こる。
    • だから最も根源的な要素である電子の挙動に注目すれば、その他ごく少数の知識と合わせて、結合の性質や反応機構(=出発物質から最終生成物への変化のプロセス)を統一的な方法で理解することができ、学習内容全体が見通し良く把握できるようになる。
    • 触媒や反応条件など、細かい知識までもが有機的に結び付いて理論が自然に納得できるので、実用面でも次に起こる反応が視覚的に見えるようになり、応用が利きやすくなる。
  • 大雑把にはこのような効果のある説明手法を「電子論」と言い、大学で化学を学ぶ場合は確実にこの説明手法を取る。
  • 暗記中心の方法で学習してきた学生は大学に入って躓きやすい。
  • 予備校業界で電子論を用いた授業を最初に展開したのが石川正明先生である。関西駿台化学科の有名講師の多くもまた、特に有機分野は電子論を用いて学習を積み重ねていく方針である。
  • 各項目を深く理解しながら学習を進めていくため、予め有機の全体像が掴めていないと付いて行くのがやや大変ではあるが、理解が負担に変わらない学生であれば実力がしっかり養成され、統一的な理解により深い満足感が得られる授業になっている。
    • また化学の本質を突いた考え方なので大学や化学系企業でも通用し、長い目で見ても非常に役立つ。
  • 講習での説明手法は担当講師によるが、映像の『有機化学』や冬期の『化学特講III(有機化学)』などは基本的に電子論を使った説明手法を取る。
  • 残念ながら、電子論を用いる有機の授業を切る生徒も少し存在する。