読んで深める日本史実力強化書

Last-modified: Thu, 31 Aug 2023 13:01:57 JST (242d)
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読んで深める日本史実力強化書』は塚原哲也先生の著書。

概要

  • つかはらの日本史工房」より引用。
    • "同時代のできごとを俯瞰しやすく,同時に,分野・テーマごとの推移を追いやすい構成で,「タテ」と「ヨコ」の関連がつかめます。そして,高校教科書の行間を埋める参考書。"
  • いわゆる講義型の参考書。

特徴

  • その時代の出来事や特徴を「政治」「国際関係」「文化」等、の分野ごとに分けて、様々な角度から解説しており、話題が飛びがちで人によっては頭が混乱する教科書よりも理解しやすい。
    • 例えば、政治の流れだけ追いたいという場合は、「政治」の項目だけ順に読んでいけば良い。
    • また、この分野講義の最初に、その項目で書いてあることをまとめた要旨のようなものが書かれているので、その後読み進めていく時に、何が書かれているのかわからなくなるということがない。
      • この要旨だけ先に全部読み、ざっくり流れだけ理解する、という使い方も可能。
  • 本人のサイトにも"高校教科書の行間を埋める参考書"と評されている通り、因果関係が途切れずに書かれている。
    • かといって過剰で冗長になるほどではなく、程よい量。
  • 文章中に別の場所で関連がある用語が登場した時は、参照ページが書かれており、この点も親切。
    • 当然索引も付いている。
  • 総じて、素晴らしく優秀な教科書、というような感じ。
    • 大人の学びなおしに最適という声も通販サイトのレビューや個人ブログ等で多く上がっている。
    • 逆に柔らかい説明というわけではないので、初学者が最初に手をだす場合には、上記の「要旨だけ先に読んでざっくり流れを理解する」、というような工夫が必要。
  • 本書と同じ塚原先生執筆の『日本史の論点』、『体系日本史』(教学社)、過去問があれば大抵の大学には十分対応可能。

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