仮面浪人

大学に在籍しながら、別の大学・学部を目指して浪人している贅沢な学生。

概要

• 駿台にも各校舎に何人かいる。

特徴

• 仮面浪人自体は昔から存在していたが、仮面浪人という用語は1980年代半ばから一般に使われ始めた。
  • それまでは在籍浪人などと呼ばれていた。
• 仮面浪人の種類はまちまちで、大学の授業に出ながらリベンジを狙う者から、大学に籍だけ置いて休学して予備校に通う者まで幅広くいる。
  • 仮面浪人のまま大学でも最低限の単位を取り、そのまま進級して受験勉強を続ける者もいる。
• 関西では私立の関関同立やC日程の大阪府立大学等に多い。
• 京大、阪大、奈良県立医大等トップクラスの大学にも存在するようだ（ただし、ほとんどは医学部浪人である）。
• 大学入学後に進路変更して受験勉強を始めた場合は「再受験生」となるが、実際にははじめから再受験するつもりで入学する実質、「浪人生」が多い。

• メリットとしては、
  • はじめから再受験目的で実質、浪人でも名目上は「再受験」となるため、経歴上は「〜浪」とはならない。
  • 一応、大学生であるため、精神的な余裕ができ、親も安心する。
• デメリットとしては、
  • 予備校にも通う場合、学費が二倍かかる。
  • 大学と両立させる場合、受験勉強に充てられる時間が一般の受験生より少なくなる。

• 二兎追う者は一兎も得ずという言葉のように、どちらも中途半端になり、結局1年無駄にしてしまう羽目になることがほとんどである。受験も大学もそんなに甘いものではない。

仮面浪人の有名人

• 福井一成（内科医、受験技術家）
  • 開成高から駿台で一浪して東大文ニに進学したが、仮退学して、翌年、理三を再受験・合格した。

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