数学特講(Ⅲ)

Last-modified: Fri, 12 Jan 2018 10:09:24 JST (43d)

設置校舎 Edit

高卒コースのある各校舎と西宮北口校

テキストについて Edit

  • テキスト監修は米村明芳先生
  • 質が非常に高いことで知られる。
  • テキストは授業用問題と復習問題の構成。
  • 2010年度までは『数学IIIC総合研究』という講座名だった。
    • 2011年度まではテスト演習もあった。
    • だが、教材の中身は殆ど変わっておらず、毎年交互にテキストのベースとなる問題が使われている(多少の変更はある)。実際2014年度と2016年度、2015年度と2017年度で同じ問題が多く存在する。

授業について Edit

  • 4日間×4コマでヘビー級問題を28問(偶数年度)ないしは24問(奇数年度)と進行ペースはかなり速い。これは上述の通り毎年交互にテキストの核が使用されるため。
  • 米村明芳先生曰く、「かなり難しかったと思いますが、しっかり復習してください。夏にこれだけ出来れば十分です。」とのこと。
  • 得るものはかなり多い講座なのだがレベルは高いので、『化学特講I』同様に背伸びし過ぎるべきではない。
  • まだ『数学IIIC総合研究』という名称だった頃、米村明芳先生は「(駿台)全国模試偏差値70ない奴は取るな。」と仰っていた。
    • 実際にそのくらいの実力が無ければ準備学習や復習にも異常な時間がかかってしまう。が、受講者の殆どはそのレベルには達していないのも事実である。レベルの高さに付いて行けず、2日目で早くもリタイアしている人もちらほら。
  • レベルは入試やや難レベル~。大数で言えば多くは『C』レベルであるが、偶に『B』レベルのものがある。知らなければ出来ないタイプの典型問題がこれに当てはまる。
  • 東大、京大、旧帝大医学部志望の中でも数学が得意な人が対象。
  • 力不足の人は予習段階で白紙、ただノートを丸写し、板書を見るだけ(理解が不十分なため授業用問題と復習用問題の消化不良という悪循環)で16時間終わってしまうので、自信がある人だけが取ろう。
    • そうはいっても、全ての問題が難しいわけではなく、微分法や積分法の問題は自力で完答できるものも多い。難しい問題でも予習でしっかり考えていれば、問題なく授業に付いて行ける。なので偏差値70とはいかなくてもある程度数学IIIができる人なら、かなりの実力が付くことは間違いない。
  • (やや漏れはあるものの)数3全分野を一人の講師に習えるという面でも価値ある講座。
  • 巻末付録の問題レベルも含めて、これ一冊で大体の大学入試数学は万全。
  • 多少の漏れは自分で補ったり、冬期の『数学特講(理系・完成編)』などの講座で埋めると良い。

担当講師 Edit

  • 米村明芳先生、杉山義明先生の担当が人気。
    • ただ、『高3スーパー理系数学Sα』受講者は、後期範囲で扱う分野の説明と同じものが前もって聞けるということになるので、受講する際は通期で習っている先生での受講を推奨する。

米村明芳
大阪校大阪南校神戸校を担当。大阪校では二度実施される。

  • 適切に各問題に対して充実した要項や厳密でエレガントな解法、注意事項などを与えてくれる。特に極限においての「概算」は圧巻。
  • 解析分野の評価が特に高い師の真骨頂を見ることができる。
  • 解析分野の本質や問題背景に踏み込むことも多々あるため、他の講師よりも更に学力の要求水準が高くなる。
    • しかし、数学がある程度得意な生徒ならば、授業とテキストをモノにできた時は数学IIIに限らず、数学の問題への眺望は大きく変わるであろう。

杉山義明
京都校京都南校大阪校を担当。

  • 解説の深さこそ米村明芳先生には劣るものの、問題を解くことを主眼に置いた師の実戦的な解説は、数学IIIの特性も相まって即効性が強く、秋に向けての大きな指針となる。
  • 配られるプリントには基本例題が数多く載っているので、多少不安を抱えていても、大きく伸びるきっかけになる。
  • 締め切る可能性がある。

三森司
大阪校神戸校を担当。

  • 初日に講義用問題の解答解説を全て配布し、数学IIIの根幹となる重要事項を大量の板書で説明する。
  • 汎用性の高いものを精選して下さっているので、きちんと復習すれば必ず力は付く。
  • 米村師同様に解析分野の評価が高く、講義内容は超一級品。
  • テキスト問題を全て解説し切れない可能性が高いが、師の授業の本質は、テキスト問題の範疇に収まる物ではないので然したる問題ではない。非常に(良い意味で)重厚な授業に加え、研究問題まで含めると50問近くの問題が手に入ることになり、復習に要される時間はおそらく全講師の中で最も長い。詳細は『数学重要β(IAIIBIII)』と同様である。

五藤勝己

  • テキストの問題の解説を軽めにし、自作プリント(要項集)を使って五藤先生が持つ数学IIIの知識を教えてくれる。担当は名古屋校広島校のみで、締め切る可能性もある。「要項の説明→具体例→それを利用してテキストの解説」と、師が尊敬する三森先生と似たような授業展開となる。各日20~30分ほど延長される。

井辺卓也
≪校舎名≫を担当。

  • 更に補充問題を追加する。

石原央
京都南校を担当。

八木祐一
上本町校を担当。

  • 通期の授業と変わらず分かりやすい説明をしてくれる。
    • 通期の担当である生徒は無難な選択肢か。

湯井定行
西宮北口校を担当。

阿部茂
西大寺校を担当。

  • 通期と同じく雑談しまくる。
  • 「こんな問題解けなくて良い!」、「来年解けるようになろう!」等ぶっちゃけた発言が多いが、あくまで試験当日は問題を取捨選択しろということで、初めて師の授業を受ける人はあまり真に受けすぎないよう注意。

まとめ Edit

  • 最後に改めて、テキストの始めにも書いてあるが、問題を見て「無理だな」、「難しくて解けそうにないな」などと感じたら『数学IIIの完全攻略』や『数学重要(III)』にした方が良い。
  • 高卒校内生について言えば(少し厳しく感じるかもしれないが)前期に『数学XS』、『数学ZS』、『数学ZX』が配当されているコースに所属していて前期教材の復習が夏に回さずとも完璧に終わりそうな人が受講の目安かもしれない。
    • 逆に、この水準の人なら前期から後期へのステップアップに非常に効果的な訓練を積むことができる。
  • そうでない人は米村明芳先生と杉山義明先生の共著である『ハイレベル数学IIIの完全攻略』(駿台文庫)も、難易度は少し下がる(標準~やや難)が似たような問題の選定がなされているので、これも検討材料にしてみると良いだろう。
  • 数学IIIの完全攻略』(映像講座)や『数学重要(III)』も決して易しい講座ではないのでそちらへの変更も考慮すること。
  • 難しい問題は後期・冬期に十分扱えるので、実力不足の人は夏はこの講座を取るより前期の復習に加えて標準+αレベルの講座・問題集etc.をこなして後期以降の学習に備える方が無難。