吉田仁志

Last-modified: Sat, 25 Nov 2017 19:26:09 JST (89d)

倫理、世界史、政経、小論文の先生という4つの顔を持つ。
京大人文科学研究所出身(フランス史専攻)。桑原武夫の下で研究をしていた経験もある学者畑出身の先生。
名大の小論文の青本を書いておられる。
英語科の某大物教師からの紹介で駿台へ。初めは政経科の講師として入ったらしい。
イエスを目指した風貌をしている。(英語科表先生談)
メガネを掛けた師はメガネをかけたダンブルドアにかなり似ている。
難解な概念や文章を噛み砕いて説明をすることに重きを置き、各思想の区切り毎に思想の流れを簡潔に図示して各思想についてテーマ付けた後に、各思想家についての詳細な説明を行う流れの授業を展開する。このことにより、各思想の繋がり・対立が時代の流れに合わせて見やすくなり全体像がよく分かる。
師は前者のことを「枠付け」、後者を「肉付け」と称し、枠付けによって流れが理解出来れば著書や思想などの覚えるべき内容は遥かに簡単に覚えられるようになるとしている。
自身の留学経験や研究内容を踏まえた上での各事項の説明は、知識の伝授という目的に留まらず生徒の知的好奇心を掻き立てる。大学生になった上での心構えや学問をする者としての姿勢も教えてくれる熱心な先生である。
人間として尊敬できる先生。ただの倫理の試験対策に留まらず、人間としてどうあるべきか、どういう考えを持つべきかなど、生徒の心に響くことを言ってくださる。駿台のアカデミックな授業はかくあるべしといった雰囲気の授業である。
また生徒に対して一途でありどんなことも正直に答えてくれる実直な先生であり、それ故に厳しいことも言う。そのため教養を交えた良い授業なのだが、授業を切る人もいる。
分からないことがあった時には何時間でも質問に付き合ってくれる。
いつもチャイムの鳴る数分前に教室に来て授業を始めるので、早く着席しておこう。
イエス=キリストの「=」を特に強調する。師はイエスを少し距離を取った所から論じる。
マザー・テレサにだけは頭が上がらないらしい。マザー・テレサが登場する箇所ではテンションが上がっており、列聖されることをとても喜んでおられた。
生徒の理解度を確かめながら授業を進めるためか(「ええね?」をよく言う。)、前5列ぐらいまでの人がテキストに何を書き込んでいるかを見ながら授業をしているようだ。
師の学者気質と普段の堅い授業からは想像がつかないが、結構かわいらしい例えをされる(特に弁証法、葛藤など)。必見である。
「〇〇のことを話そうと思ったら、3年は掛かるけど、する?」が口癖。
前4列ぐらいまでに座っている生徒はだいたい信者である。
倫理を楽しく分かりやすく教えて欲しいなら栗栖、初学者でなく、受験レベルを遙かに超えて哲学したいなら吉田という説があるとかないとか。
「倫理・政治経済」ができた年から、教える単元の順番が変わったらしく少々やりにくそうにしておられた。
「君たちこれ初めてじゃないねぇ。あ、じゃないねぇじゃないわ。」
「バカヤロー!」
「アホかっちゅうんじゃい!」
「君らバチ当たるぞ!」
「地獄に堕ちるぞ!」
「心して聞けよ!」
(日本の思想の分野の人名など)画数が多い漢字を平仮名で書くことが多く、筆圧も弱いためとても可愛らしい板書が出来上がる。
色ペンではない。色鉛筆である。
「私は後10年後には死んでるかもしれんが、私は忙しいんやぞ!質問したい奴がいっぱいいるからな。」と、もう死んでしまった哲学者とあの世で喋ることを楽しみにしている。