中野芳樹

Last-modified: Fri, 16 Feb 2018 11:16:54 JST (1d)

中野芳樹(なかのよしき)は、駿台予備学校現代文科、論文科講師。大阪校大阪南校神戸校西宮北口校に出講。
神戸校校長であり、現代文のGODである。

経歴 Edit

授業 Edit

  • ヘッドセットのマイクを右手の指でポンポンと叩き、「はい、じゃあ始めます。」と言って授業を始める(この時のイントネーションが独特である)。
  • 「現代文の授業は、生徒が自力で客観的に内容を把握できるような読み方を教える授業。魚を取ってあげるのではなく、取り方を教えてあげる授業。」という信念を持っておられるようだ。
  • 授業は師考案のシステム化された客観的速読法、論理的解答法に基づいて知的かつ冷静な授業を展開。
    • 非常にロジカルな手法で解答を導く。
    • 師自身の価値観が絶対と思わせるような授業を展開する。
  • 「客観的速読のための読解法一覧」など師のプリントは謎に横書きである。
  • 2014年度より通期の映像講座『苦手解消!現代文読解法-選択・記述の壁を越えて-』を持つことになった。
  • 東進の林修先生が有名となるまでは、データハウス社の『東大理III』内の合格者オススメ講師において、現代文の項目は師の独占状態であった。
    • 現在でも、その名はやはり複数名が挙げている。
    • 現在でも、現役時代に東進ハイスクールの東大特進コースで林先生から習ったものの不合格となった生徒が浪人して駿台に流れ、その後師の授業に触れ、支持するようになるというのは、SS・MSクラスでは毎年のように見られる光景である。
  • 世に溢れる現代文の解き方などについて、師が正しくないと感じるものについては、明確な論拠を以て批判する。
    • 本文読解を解答作業と同時進行することを姑息であるとし、意味段落で解答領域を区切ることついても根拠がないと批判なさっていた。
      • 読解法の確認中に設問解説を軽く挟むことがあるが、これは記憶の新しい内に理解してもらうためであり、通読後再度細かく説明してくださる。
    • 更に、対比を過度に重要視する現代文科講師に対して「特にやたらと対比を重要視する国語講師がいますけど、あんなの無根拠です。」であったり「現代文における都市伝説とすら言える。」と、対比はあくまで強調を目的とした修辞の1つに過ぎないとする自身の考えから強く批判していた。
    • 文章を読む前にタイトル、出典を見てもたいして変わらないと言っていた。キーワード集などに対しても意味が無いと批判。
    • 消去法は学力向上に繋がらないと批判する。内容は正しくても問いにしっかり応答していない記述(選択肢)に引っかかってしまうからだそう。師曰く、「ヤバイよ?」。
      • 選択式問題でも常に記述解答を意識した解説をする。「〇番選んだ人は消去法使ってるんちゃいます?」とよく注意される。偶に消去法に親でも殺されたのかという程にまで消去法を批判なさる(消去法を使う奴は未来が無いとまで仰っていた)。
    • 「(記述式答案について)自分の言葉で考えて書く」という言葉に対しても、「聞こえは良いが、書きたい事を書いているだけ。」とも批判していた。
  • センター試験廃止についても、「寝言言ってますけど」と批判している。
    • これは、師が記述や選択肢という設問形式ではなく、設問内容に重点を置いた記述と選択の両方に通用する解答方法を教えており、現行の方式でも十分に国語力を測れていると考えるためである。
  • 選択問題と記述問題を別物と扱う受験生や、二次で記述が要らないからと記述問題をないがしろにする受験生を嫌っておられる。
    • 「センターで時間が足りなかった人に限って、『先漢文からやっとけば良かった』とか言うねん。違うやん!」
  • 授業で扱う問題については、予習として初めてその文章を読むという心持ちで読解作業から始め、一から答案を作っておられるようで、実際、通年講座とオンデマンドで同一文章を扱っても、提示される解答は異なっている。
    • 授業内で提示する解答も、「試験時間内」に「学生」が、書けるもの(と同時に試験会場で書くべき答案)を提示する。
      • これも、その文章の背景とすることを知っていたり、熟練の講師であるからこそ書ける解答を提示するのは無意味であり、後出しジャンケンの様なものと考えるからこそである。
  • 高度に抽象的な次元で体系化された読解法と解答法を実践的な形で講じる。
    • 使用する言葉の抽象度水準がやや高いためか、レベルが高いと感じる人や(特に問題解説が)分かりにくいと評する人もおり、現代文をどうにかしたいレベルの人は講習では無理に受けない方が良いという意見もある。
    • ある程度の水準の人は、師の語彙力や論理的思考のプロセスに引きずられて自分のそれらの能力が飛躍し、学問全般を自力で理解する力が高まる。
    • 一方で、師とは異なる自分なりの解法が完成されている人はやや混乱するかも。
    • とはいえ、師の客観的読解法はあらゆる文章の要旨を素早く的確に読み取る事が根本にあるので汎用性が非常に高く、マスターしておくことをオススメする。
      • 小論文は勿論、英文にも使える(具体例や強調表現)。「対比」や「言い換え」も師の読解法に包括されているため心配は無用。単科の医科大など、長い英文には特に有効である。
      • 更に小説の読解法は古文に応用可能である。
      • 受験が終わってからも読書等に使える。
  • 何気ないただの文章にも頭の中で客観的読解法を当てはめてしまうようになればもう立派な"ヨシキ信者"。読解法の通し番号まで全て覚えたら筋金入りである。
  • 口調はやや眠く、マイクの音量が小さくてもそのまま授業をすることもある一方で、空調の効きが悪い時は授業をする教室の変更をしたこともある。
  • でも寝ている生徒を見るとキレる。
    • 「ここ寝るとこちゃうよ!」
    • 「授業するとこやよ!」
    • 「寝るんやったら授業出んといて!」
    • 「寝てて受かる大学なんてありませんよ!」
    • 本人曰く、非常に気になり耐えられないらしい。
    • 休み時間に寝ていて師が教室に入って来ても寝ている生徒にキレる。
    • 教卓から寝ているように見える姿勢の生徒にもキレることがある。
    • 最初は優しく注意されることも多いが、連続すると「もう知らないからね」と言って見捨てられる。
  • 字や図は大きく書き、読めないことはないが雑い(本人も、自分の字は汚ないと仰っていた)。
    点線の書き方がテクニカルで上手い。
  • 授業のペースは結構早く、同じ問題を何回も解説することもある。
  • 復習で理解の道筋が辿り直せるように、授業中にしっかり理解し、読解プロセスや解答プロセス、板書事項や図には、必要な説明を書き加えておくと良い。
    • 口頭で重要な事を言うこともある、というか板書を殆どしないので注意されたし。
  • 本番を常に意識した実戦性の高い講義を行うので、授業中の読解・解答プロセスは色ペン一本で辿るべきだが、解答プロセスはポイントが複数あるので、色ペン複数使っても良いかも。
  • 論文科も兼任している。生命倫理を専門としており、講習会では医系小論文や面接講座も担当している。そのため医療従事者への思いは人一倍強く、医系クラスでは特に厳しい。
  • 通期での『現代文読解研究』の授業では各問題の終わり毎に必要な基幹知識や哲学などの役に立つ背景知識、筆者の主張などもまとめてくださる。
    • 受け流しているように見える生徒がいると、「雑談とちゃいますよ!」と釘を刺す。
  • 長年、関西圏での『東大現代文』を担当している。
    • それ故か、赤本や他の予備校の解答速報のみならず、青本(関東の先生が作成したもの)の解答にも不満を持っているらしい。
      • 「京大やら阪大やったら青本見ときって言えるんやけど、東大はそうとは言えないからね」
      • 「(通年の『東大現代文』において)この問題は非常に難しいです。何せ青本も間違えてたからね。でも腐っても駿台です。部分点くらいはありました。」

担当授業 Edit

通期 Edit

春期講習 Edit

夏期講習 Edit

冬期講習 Edit

直前講習 Edit

直前Ⅰ期 Edit

直前Ⅱ期 Edit

人物 Edit

  • 古文の仕掛人、前田春彦先生と合わせて「ヨシヒコ」と言うとか言わないとか。
  • ご存知の通り夏期、冬期の講座は人気があり過ぎてすぐに埋まるため、中々取る事が出ない。
    • 中でも『センター現代文』は全講習の中でも最速で締め切るほどの人気を誇るが、記述式の問題を主に扱う『現代文特講』などにおいて真価を発揮するという意見が多い。
  • 講習を取れなかった生徒の中には、休み時間に教室や講師室の前で師の姿を一目見ようと出待ちをする猛者もいる。
    • 因みに、大阪南校は池上先生の根城であり、師の通期での担当がLAクラスの「現代文読解研究」と『東大現代文』のみと少ないため、講習の穴場となる。
    • 但し、大阪校神戸校で師の授業が(抽選の関係で)取れなかった生徒が流れ込むため、抽選後は満席になる。
  • 2007年センター国語第2問「送り火」(絹代さんの話)をその年の『CP』で的中させたことでも知られる。
    • 2017年度の『CP現代文』では「(センター試験廃止後の新テストに向けてセンターの傾向が変化しているため)穴埋め問題が現代文で出題されてもおかしくない」と発言していたが、直後のセンター本試で予想が的中した。
  • 京大現代文の解答速報を作成しているのもこの人。
  • かなりコテコテな関西弁(京都弁?神戸弁?)で喋る。
    • サテネット講座では無理に標準語にしようと緊張しているのか話し方がオネエぽくなる。
  • 他のヨシキのように紅に染まったりはしない。
  • 見た目は髭を剃った碇ゲンドウ。GACKTにも似ている。
    • 見た目はたいへんダンディーであられるが、以前は太っておられたそうな。信じられん。
    • 十数年前まではヘビースモーカーだったらしい。(周囲に迷惑がかかるため現在は禁煙している。)これまた信じられん。
  • 意外とゲーマー。そして天然。
    • 授業中と(それ以外の)プライベートで特にギャップが激しい講師の一人。
      • 地理科の岡田了一郎先生が大阪校からの帰宅途中、新大阪駅のエスカレーターですれ違った際に、下を向いていた岡田先生の眼前で両手を振ったり、講師室で物理科古大工晴彦先生とじゃれ合うなどのお茶目な一面があるらしい。
  • 質問対応は非常に良い。
    • 但し、疑問点を明確にし、それに至るプロセスなどもきちんと持って行く事。
      • 一方、授業中の師の厳格な雰囲気から質問に行きづらいと言う生徒も多い。師は2013年の駿台講師紹介VTRの『講師への質問』の章に出演されているが、そのような背景を考慮しての事だと思われる。
  • 読みたい本は海外の文学(原文)や哲学の専門書だとか。忙しくて中々読めないらしいが。
    • その他の様々な背景知識も豊富で深く、特に哲学科卒業故哲学は物凄く詳しい。
    • それに付随し、英語のみならず、ドイツ語やフランス語への造詣もある模様。また、哲学に関連深い数学や理論物理学などにも通じているようだ。
  • 講習会・オンデマンドではあまり行われないが、通期授業では授業中に(リベラル的な立場からの)政治的なものも含めて、学問分野全般に渡るやや批判的な立ち位置からの様々な雑談を行う。
    • その内容も非常に豊かで充実したもの。非常に面白い(funnyでありinteresting)。
    • その知識量から問題文のおかしな所を駄目出しすることも多い。
  • 非常に人道的な方で、授業で扱う随想の文章内の差別的な言い回しや、小説の非人道的な表現を見ると嫌悪感を露わにする。
  • オーズの劇場版を映画館まで見に行くほど仮面ライダー好き。
    • ゲゲゲの鬼太郎も好き。
    • これら以外のアニメやマンガに対しても好きなのか詳しく、昭和に多かった熱血マンガの例として「巨人の星」や「あしたのジョー」を挙げて、それに対して今よくある天才型のキャラが多く出るマンガの例として黒子のバスケを挙げたりする。
      • 「なんやのキセキの世代って(笑)」
    • 悲劇では突然大事件が起こることを「ナウシカみたいやね」と言っていた。
    • 「鉄腕アトム」が具体例に登場する評論で、アトムを作ったのはお茶の水博士ではなく天馬博士だと筆者の間違いを指摘した事もある。
    • 旧約聖書の創世記について語る時に「これ以上詳しいことを知りたかったらエヴァでも見といてください。」と言っていたことからエヴァンゲリオンも知っている模様。
    • 但し(一般的な)ラノベに対しては「(内容が)分かり易かったらええんと違うやん、(読者と)共感出来ればええんと違うやん。」と小説家は言葉の芸術家だとする師の視点から批判的である。
      • 上記した通り、「小説家は言葉の芸術家であり、小説は言葉の芸術」と捉えており、小説内の表現を大事にするようよく言う。
  • 陶芸も好きで、大学時代にはバイト代をはたいてまで〇万円する陶器の画集を買っていたほど。ピカソの陶器が好きなのだそう。
  • また、表三郎先生の批判に批判する。
    • 竹岡広信師の著書『よくばり英作文』に協力するレベルの仲間だからある意味当たり前だが。
      • 「表か裏か知らんけどあんなのはただの批判ですよ。」
  • でも最近は竹岡先生にも否定的。
    • 「どんな科目もそうやけどね、一人で参考書何十冊も出してる人いるでしょ。あんなん有りえへんやん。何でそんなんが出来るの?そんなん中身がインチキやからに決まってるやん。」
    • とは言いつつ、竹岡先生に発売前の自著をプレゼントする。
  • 生徒に対しても「入試に出る評論や小説を読まないといけないから読みたい本が読めない」と嘆きながらもどの文章が試験に出そうかを調べてくれている。
  • 要するにツンデレである。
  • 反証されることで発展するのが科学の本質なので「なんとか細胞は、あります!」とか言っていた小保方氏は科学者失格だと批判していた。
  • 駿台のマーク模試などの現代文の模試の問題を「作成者の悪意がある」として批判する。なので現代文の模試について質問しても「そんなことしてる暇があったらセンターの過去問を解け」などと言って突き返されるだけなので注意。
  • 猫のリリーちゃんを飼っている。
    • リリーちゃんは猫であるが、リリーちゃんが猫なのではない。
    • 例えに猫を使ったり、サインや激励メッセージに猫の絵を描くほどの猫好き。彼女は猫だ。
  • また時々キツいながらも良いことを言う。
    • 「自分のしたいことだけが出来る君達って羨ましいわ。そんなこと出来るのって今だけやからな。」
  • (後期終講で)「残り50日間、何もしなかったなんてことがないように。」
  • 2016年度の神戸校における夏期講習の3日目において、突如、杖をついた姿で登場した。前日の3限にあった『夏のセンター現代文』の授業時にはすでに足を痛めたような素振りをしていた。
    • おそらく足に何らかの異常があった模様。
    • 登壇した際は教室の空気が一瞬凍りついたほど生徒は驚いたが、師は「色んなことがありますよね(苦笑)」とおっしゃるだけであった。

著作 Edit

  • 『現代文 読解の基礎講義』
    • 師の客観的読解法、論理的解答法と基幹知識のまとめが書かれてある。
    • 通期で師の講座を取っている人は復習用に使えるので買っても良いかもしれない。
    • 但し問題は重いので注意。
  • 『医系小論文テーマ別課題文集 21世紀の医療』