中西稔人

Last-modified: Mon, 07 Oct 2019 21:43:24 JST (1656d)
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中西稔人(なかにしとしひと)は、駿台予備学校英語科講師。京都校(火曜、木曜)、京都南校(木曜)、大阪校(水曜)、大阪南校(金曜)に出講。

経歴

  • 兵庫県西宮市出身。
  • 京都大学文学部哲学科卒業。
  • 1985年、京都大学大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)修了。
    • 修士論文「カントにおける自由概念」(1984年度)

授業

  • 誰でも分かる簡易な単語、簡易な文を使った英作文を重視する。一見難解な文章も非常に簡単に表現してしまう手腕は見事の一言。
    • 英作文の力は相当なもので竹岡広信先生にも引けを取らない。
    • 今日からでも使える上に読解にも役立つ便利な表現法と誤って使われやすいものはそれを訂正した書き方を数多く伝授してくれる。
    • 時間軸を用いて分かりやすく説明してくれる時もある。
    • 英作文はとにかく書きまくるのが大事だと言う。
    • 英作文の問題の日本語にケチを付ける。付けまくりである。2016年度の『和文英訳S』では前期の1問目からケチを付けていた。
      • 「こんな状況あり得へん。」、「こんなこと言わへんて。」「(作問者は)想像力が足らんのちゃうかな?」
    • 2018年度の第1問にもケチを付けた
      • 「UFOを信じていない人は空飛ぶ物体がUFOやとは思わへん。」
  • ケチを付けて、あまりにもおかしい場合は日本語の文を変えてしまう。
    • 変えた方が表現を使えたり学問的に良いからというわけではなく、ただ単にそのような状況がおかしいという、言って見れば師の自己満足に過ぎない。
  • ", because"と", for"の違いにうるさい。ついには封印して"so~that構文"を使いまくる。
    "any"と"every"の違いにもうるさい。
    • 「自動詞とか他動詞とかそんなの要りません!」
    • 「tilやと淋しい。だから、こう(till)や!」
  • 日本語訳は分かりやすさを重視し、逐語訳などは読めていないと出来ないらしい。
    • 「皆さんが読んで分からない訳は、間違ってるってことや。」
  • 数学の余事象を非常に大切にし、「受験で最も大切なのは理数である」と力説する。当然のことながら師は数学IIICまで学んでおり受験では大変役に立ったそうな。大学時代、家庭教師で担当していた生徒がひたすら因数分解と展開を繰り返しているのを見て目の前が真っ暗になったという。理数は大事である。しかし素数に1含めて生徒に指摘されていた。
  • 偶に「アルファー(α)」を「アルパー」と言っているように聞こえる。いや、そうにしか聞こえない。というか、そちらの方がギリシャ語の本来の発音に近い。(Google翻訳で"α"と打って発音させれば分かる)
    • しかし、読解の授業では、アルファー(α)とアルファーバー(αの余事象)を使って対比関係を表し、シンプルだが十分〇が貰える訳し方を見せてくれたり、英作の授業では、微妙なニュアンスや用法の違いを上手く説明出来たりするので、アルファー(α)は侮れない。
  • 授業では読解、英作に関わらず、"☆"と"〔"と"→/⇒"を多用する。色分けはあまりしない。
  • 余談がかなり多い。因みに余談は単なる生徒向けの冗談などではなく、批判。余事象やパラドックスを駆使した批判は一見高度に見えるが・・・お察し。
  • 他の英語科の講師や、辞書・参考書・単語帳・高校教師などに留まらず、世間、時事問題などあらゆるものを皮肉を込めて批判する。
    • 「ここは解答速報でも間違ってるやろね。難しいわ。」
    • 「こんなん知ってる人(先生)おるんかな。少なくとも僕は(そんな人は)知りません。」
    • 『ジーニアス英和辞典』を度々批判し、その都度『リーダーズ英和辞典』を買うよう勧める。
      • 講師室で生徒の質問対応や添削をしていた英語科の先生が言っていたことを盗み聞きし(師曰く、どこからともなく聞こえてくる)、それを後日他クラスでわざわざ持ち上げて批判する。
      • →(『システム英単語』に対して)「何とかフレーズとか要りません!」
      • →「・・・・・・こんなアホな医者で大丈夫かな~?」
      • →「(竹岡広信先生と信者に皮肉って)パラメモなんて書くから時間が足らんくなるんやろ??」
    • しかし、その批判は的を射ており面白いので嫌いになれない。
      • 竹岡広信先生の批判(単語の覚え方や参考書についてなど)や特に表三郎先生への批判も多いものの、英語に対する想いの強さは変わらない。
  • 慣れない内(特に初回授業)は批判ばかりで印象は悪いかもしれないが、授業では少しでも多くのことを生徒たちに伝えたいと思っており、チャイムがなる前から廊下でスタンバっている良講師である。
  • ハマる人にはかなりハマってしまう先生であるため、もぐる人もいて時には立ち見が出たこともあるが、本当に批判しまくるため、それなりにアンチもいる(特に女子に多い)。
    • 信者とアンチがハッキリと分かれるため、出席率はクラスにより変わる。
  • 当たり前のことなのだが、違う事をしている生徒には執拗に詰め寄る。どんな場所にいても見逃さない(中西スナイパー)。
    • 寝ている生徒に対しては物凄く優しい。というかむしろ「どうぞ寝てください」と歓迎する。しかしその生徒が起きると、答えられないような質問をしてから怒る。「寝るなら寝る。聞くなら聞く。どっちかにしろ!」と。
      • だが、2017年度からはそのような事はしなくなった。「やる方も気分が悪い」とのこと。
    • 一方で中西スナイパーは健在の模様。
  • 授業進度は遅く『和文英訳S』では後期一部の章をすっぽかす(中西ブースト)が、これは予めカテゴリーを無視し重要表現を一通り抑えることで要らなくなった章をぶち抜いただけである。
    • とは言っても入試に必要な表現は一通り抑えているので心配しなくて良い。
  • また、清掃のおばちゃんにもとても優しく、愚痴を聞いてあげている。(本人談)
    • 黒板の消し方が多少雑でも、決して文句を言うことはない。
  • 話し終わった後で生徒の反応が薄い場合に「えっ?」と言い反応を確認する。その際に目がこぼれ落ちそうになる(TAや質問の時など近くで見る時には、目がかなり充血しているのを確認出来る。)。この時目が合うと強制的に頷く羽目になるが、あまり頷いてばかりいると「コイツはきっと何も分かってないな。」と思うそうだ。
    • 但しあまりに反応が薄いと説明が繰り返され授業に支障をきたすので、最前列に座る人は分かっていなくても分かった振りをして頷きまくるのがマナーである。
  • 話終わりに「(話は)終わり!」と言うがその後も話は続く。雑談により解説が途切れ途切れになる。雑談で偶に非常に良いことを言うが、折角良いことを言っていても内容が頭に残りにくいのはご愛嬌。
  • 終講時は夢を叶えることについて普段の師からは想像がつかないほど熱く語る。是非出席しよう。
  • 癖はあるが、なんだかんだ言っても授業自体は物凄く良いので、担当が当たったら非常に幸運なことである。

担当授業

通期

月曜日
火曜日京都校
水曜日大阪校
木曜日京都校,京都南校
金曜日大阪南校
土曜日

春期講習

夏期講習

冬期講習

直前講習

直前Ⅰ期

直前Ⅱ期

直前III期

人物

  • 主に現役生のテキスト、神戸大の青本の作成を担当。
  • 英語の構造分析は英語が読めていて初めて出来ることらしいので、決して生徒にSVの記入やパラグラフメモを勧めない。勿論、駿台の先生が使う括弧も使わないし勧めない。
    • 「先生は読めてるから、分析が出来るんや。『分析する→読める』じゃなくて『読める→分析出来る』ってことや。」「括弧とか時間の無駄や。」「センターでSV書かんやろ?同じ英語やのに何でこっち(二次形式)は書かなあかんねん。」
  • 英語の論理展開を「一般(or抽象)→具体」という英語教師は語学をやったことのない人とみなしている。「一般(or抽象)→具体」という言葉を聞いたら頭がおかしくなるとまで言っていた。
    • 確認出来るだけでも英語の他にギリシャ語、ラテン語、ドイツ語を習得している模様。歌を聞いていても英語は勿論フランス語やイタリア語の意味が分かってしまうのであまり聞きたくないそうだ。
  • 時々ギリシャ語から単語の語源を考えるありがたーいお話が聞ける。
    • その際ギリシャ語を書いて説明する。しかしよくよく考えてみると誰もギリシャ語が分からないので全然ありがたくない。
    • 以上の通り、竹岡広信先生などとは指導方針が食い違うことがあるとはいえ、語学に関する知識や英語の実力は相当なものだと思われる。
  • そもそも読めないのだから単語を語源で学ぶ必要はないと師は言う。
  • 語源で覚えろという講師は言語を学んでいないということだそうだ。
    • しかし師が言語学を学んでいるとして評価する桜井博之先生は英単語を語源で覚えさせる講師だったりするのだが・・・・・・。
  • 関口存男といった優れた語学者を尊敬しておられる模様。
    • 余談だが、関東英語科トップ講師の大島保彦先生も関口存男氏を大変尊敬しておられる。
  • 勿論日本語でも抽象論を語る時はギリシャ語本来の意味に拘る。
  • 抽象・具体、擬人法など現代文でお馴染みの言葉の誤用を批判しまくる。
    • 「それは具体例じゃなくて個別の事象や!」、「それは擬人法とちゃいます」
  • 英語が読めるようになりたかったら、「今まで読んだ英文を覚えなさい。」と。
  • 4月の段階で「今からセンター英語の過去問をやりなさい、それしかやらなくて良いです。」と言うが誰もやらない。信じてみませんか?
    • これは、1年間一生懸命頑張って来たのにセンター試験の結果が悪かったが故に、第一志望を受けることさえ出来なかった生徒を数多く見て来たことによるもの。
  • 辞書がやたらと好きでパソコンにも入れている。誰にも絶対あげないと言うが誰も欲しくないだろう
    • 英作文で表現を確かめる際はニューヨークタイムズで検索するようにしているそうだ。
  • センター英語の褒め具合は竹岡広信先生と変わらないが、模試は批判している。
  • TAの時は師の思う的確なアドバイスをくれる。真剣な質問には真摯に対応するが、ナメている奴は基本的に突き放すタイプ。
  • 師曰く、「夏以降はセンター英語の過去問を新しい方から3年分を1まとまりにして、時間は気にせずバラバラに解いて行き、全て終われば次の3年分・・・・・・を繰り返していく」と良いらしい。「前期授業の復習はそれが終わって余裕があればやりなさい」と。
  • 更に、駿台のカリキュラムは多過ぎるため、しっかりと区別していくことが大事だと暗に授業を切ることを勧めている。
    • しかし、それが自分の担当だと嫌なため、『和文英訳』などの授業では「予習、復習要りません。その場で覚えて下さい。」となるべく負担を掛けないようにしている。授業中に寝るともはや意味がなくなってしまうため、後述のように多少注意することがある。
  • 講習取り方の質問に行けば、十中八九自分のは取るなと言い、言語学に精通している塚田潤先生や桜井博之先生しか勧めない。
  • 英語の勉強法だけでなく、世の中のありとあらゆる事に疑問を感じている人、駿台英語科の括弧を使う読み方が嫌いな人等は師に相談してみてはどうだろうか?
  • 孤高の存在で講師室でも1人ぼっち、かと思いきや吉岡高志先生といつも一緒にいる。
    • 何故文学部嫌いの吉岡高志先生と仲が良いのかは永遠の謎。
    • 講師室で偶々師と同じ本を読んでいたことがきっかけで仲良くなった数学科の先生がいるらしい。おそらく吉岡高志先生の事と思われるが真相は不明。因みにその本は凄く変な本らしい。
    • 師が度々授業で口にする「仲の良い数学の先生」も吉岡高志先生である可能性が高い。
  • 「添削とかしません。持って来るな。」と言う割りにかなり丁寧に添削してくれる。ただのツンデレである。
  • 自信のプライベートを語ることは稀で住んでいる場所は勿論、年収や奥さんがいるかどうかも謎である。
  • 数いる駿台講師の中でも滑舌の悪さはトップクラス。授業中に5、6回ほど何を言っているか理解出来ない事があるのもザラ。
  • 自宅のテレビが地デジ化されていないようなことを匂わす発言をしたことがあり、その真偽は長らく不明であったが最近になってテレビは家にないと断言していた。そもそもやかましいのでテレビは見ないそう。
    • 一方でTBSのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』はダンスは知っている。師はこのことについて、「逃げる時は逃げましょう。但し今(後期最終講)は逃げたらいけません。」と仰っていた。
  • ブログをやっているそうでネットで知り合った友達の方が多いらしい。「昨日はUstreamで会議してた」なんて言っちゃう。
  • ニコニコ動画のプレミアム会員でもあるようだ。
    • 更にTwitterもやっているらしく、ネット内での交流は深いみたいである。
  • 師のbotも存在する。
  • 仕事は専らファミレスで片付けるらしい。
  • 所持している眼鏡のレンズは綺麗な丸型である(因みにレンズは小さい)。TAやパソコンを打ち込む時などに掛けている。
  • 何故か毎回よれよれのどこで売ってるか分からないようなベストを着ている。果たして着る意味があるのかほとほと謎である。なお、暑くなりベストを脱ぐと、出ているお腹が強調され始める。

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